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肌全体が黄色くくすんでいる人は食べ物が原因かも?黄ぐすみの対策方法

最近、化粧をしてもなんだか顔がくすんで見えます。美容雑誌を見ていたらくすみにも種類があることを知りました。自分のくすみは黄ぐすみっぽく感じるのですが、黄ぐすみの原因は何でしょうか?また、黄色いくすみをとり、透明感のある肌を手に入れるにはどうしたらよいですか?教えてください。

専門家からの回答
黄ぐすみの原因は肌の糖化。食事と運動に気を使い、肌のターンオーバーの正常化で改善!
3行でまとめると?
  • 黄ぐすみは糖化=肌がこげた状態
  • 糖化は体内の糖質がタンパク質・脂質と結びついて変化・劣化すること
  • 糖質と脂質を控え、有酸素運動と肌の保湿により改善を

目次

黄くすみってどんな状態?

「何だか今使っているファンデーションでは肌がきれいに見えない」「元気がないわけではないのに疲れて見える…」といったように、最近顔の印象が変わったということはありませんか?もしかしたらその肌悩み、くすみの影響かもしれません。
くすみにも色々なタイプがありますが、今回は黄色っぽいくすみが特徴の「黄ぐすみ」についてご紹介します。

黄くすみの原因とは?

黄くすみとは、顔全体が黄色、または茶色がかっているような肌をいいます。まれに部分的に濃い色になることもあり、不健康そうに見えるのが特徴。この黄くすみの原因は一体何でしょうか?

肌の糖化

エイジングケアのキーワードとして、にわかに注目を集めている「糖化」。この糖化とは、体内の糖質がタンパク質・脂質と結びつくことによりこげること。その際、作り出される物質AGEs(最終糖化産物)が蓄積することにより老化速度が早まります。

よくホットケーキやフレンチトーストに例えられるこの糖化。小麦粉を糖、卵や牛乳をタンパク質として、油を引いて加熱したら表面がこんがり焼けますよね?この「こんがり部分」が糖化であり、ここにAGEsができています。また、焼くとホットケーキは固くなりますよね。肌にハリを与えるコラーゲンやエラスチンも糖化により固くなり、肌の柔軟性をなくします。

このように、AGEsは肌の根幹にかかわるコラーゲンやエラスチンを劣化させ、くすみに限らずシワやたるみなど肌トラブルを引き起こします。AGEsは、 20代の頃は排出が活発に行われますが、加齢より新陳代謝が悪くなると、段々と蓄積されていきます。しかも、時間が経つと代謝や分解がされにくくなりその蓄積量は増えていくのです。

黄くすみの対策とは?

黄くすみ対策の根本は、糖化を防ぐことです。それには食事や運動など生活習慣の改善が必要に。未来の自分のために、糖化の改善に取り組みましょう!

AGEsの多い食べ物を摂り過ぎない

AGEsは糖分の多いものに多く含まれる傾向にあります。スイーツなどの糖分の摂り過ぎはNGです。また、血糖が急激に上昇するとAGEsが生成されやすくなるため、食後血糖の上昇が少ない低GI値の食品を選ぶといいでしょう。お米は精製されたものよりも玄米、パンは全粒粉のパンの方がGI値が低く、糖化を抑えることができます。海藻やきのこなどといった食物繊維も血糖の上昇を緩やかにする効果があるためおすすめです。

さらに、同じ食品でも調理方法によってAGEs量は変わってきます。
例えば、鶏肉料理の場合、水炊きを1とすると、焼き鳥は6倍、唐揚げは10倍ものAGEs量になってしまいます。焼いたり揚げたりするとAGEsは急激に増えますので揚げ物は控えめにしてくださいね。

AGEsを溜めない食事法を心がける

食事内容に加え、食事法も少し工夫するだけで、体内のAGEs量が少なくなります。

・野菜を先に食べる
・ゆっくりよく噛んで食べる
・レモン汁やお酢など酸っぱいものをかける
・食事から就寝まで3時間以上はあける
・朝食は抜かない

いずれも簡単にできることばかりですので、ぜひ習慣付けるようにしてください。

有酸素運動を心がける

食べ物による血糖値コントロールのほか、有酸素運動も効果的です。筋肉は糖をエネルギーとして使用するため、糖化を抑制してくれます。 おすすめは食後のちょっとした運動。お皿洗いや犬の散歩など簡単な運動も血糖の上昇を抑えることで抗糖化効果があります。

また、AGEsは顔に限らず全身に作用するもの。そのため、長年の蓄積が問題となります。
黄くすみを改善するためには、糖化によるAGEsを溜めない生活を心がけましょう。もし、あまりに黄色い顔色は別の疾患が隠れている可能性も。心配な場合は医療機関の受診を検討してみてくださいね。

私がお答えしました

皮膚科医 小林智子
「ドクターレシピ」にて医師が監修するレシピを紹介。自身の経験を活かして、スキンケアをお手伝いいたします。

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