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肌全体が暗い人は、乾燥によるくすみかも?乾燥くすみの対策方法

20代ではこのような悩みはなかったのですが、最近、肌がカサついている上、グレーっぽく濁って見える気がします。このような肌全体が暗くなるにはどのような原因が考えられるのでしょうか?肌の乾燥とくすみに関して教えてください。

専門家からの回答
肌の乾燥によって引き起こされる、「乾燥くすみ」かもしれません。スキンケアや生活環境を見直して、十分な保湿対策をしましょう。
3行でまとめると?
  • 乾燥くすみの原因は、乾いた角質がけば立って肌に陰影を作るせい
  • 肌が乾燥すると外部刺激に敏感になり、肌トラブルが起こりやすくなる
  • 日頃のスキンケアや生活環境を見直して、十分な保湿対策を

目次

乾燥くすみとは?

肌がワントーン暗く濁った感じで、明るさや透明感が感じられない「くすみ」。もし、肌がカサカサしてゴワついていたり、小じわが目立ったり、粉を吹いた感じがするなら、そのくすみの原因は「乾燥」かもしれません。

キメが整った健康な肌は、表面の角質層に10~20%の水分が含まれています。ところが、水分不足で乾燥した肌は、表面の角質が乾いてけば立っている状態。その凹凸に光が乱反射して、細かな陰影ができることによって、肌全体が暗くトーンダウンして見えるのです。

この「乾燥くすみ」、一体どうすれば改善できるのでしょうか?

肌が乾燥する原因

乾燥くすみを引き起こしているのは、肌の乾燥。肌が乾燥してしまうおもな原因には、次のようなことが考えられます。

●洗顔、クレンジング
熱いお湯でのゴシゴシ洗顔や、クレンジングのし過ぎは、肌表面の皮脂を落とし過ぎて乾燥を招く原因に。

●保湿不足
洗顔後・入浴後に十分なスキンケアが行われないと、肌はうるおいを失ってしまいます。

●生活環境
エアコンの効いた室内など、空気が乾燥した場所で長時間過ごしていると、肌表面の水分はどんどん奪われてしまいます。

このような原因からパサパサに乾燥した肌は、表面がけば立ってくすむだけでなく、紫外線などの外部刺激にも敏感になって、肌トラブルを起こしやすくなっている状態です。肌表面の皮脂膜と、肌内部の水分がバランスよく保たれた肌は、まさに天然の保湿クリームに守られている状態で、肌内部を守る「バリア機能」が正常に働いていると言えます。
しかし、このうるおいのバランスが崩れると、バリア機能は低下してしまうのです。

バリア機能が低下した肌は、肌内部の水分が逃げやすく、放っておくとさらに乾燥が進んでしまいます。水分不足は、新しい角質層を作り出す「ターンオーバー」のリズムも乱す原因に。ターンオーバーが乱れると、角質が厚くなってさらにくすんだり、メラニンが排出されずにシミが残ったり…といった新たなお悩みを引き起こします。

乾燥くすみを起こした肌は、こんなにも多くのトラブルを抱えてしまう可能性があるのです。

乾燥くすみの対策とは?

見た目をにも暗い印象を与え、実年齢よりも上に見られがちな乾燥くすみ。30代40代と年齢を重ねても、いつまでもぷるんとした若々しく見られるために、きちんと対策をしていきたいものですね。

さまざまな保湿対策

乾燥くすみの対策として有効なのは、なんといっても「保湿」です。
まずは、普段のスキンケア方法を改めて見直してみましょう。洗顔はぬるま湯でやさしく行い、乾燥が気になるときは、朝の洗顔はぬるま湯だけで行い洗顔フォームの使用をしばらく控えるのも一案。クレンジングも、なるべく肌におだやかなものを使いましょう。普段はジェルやクリームタイプ、洗浄力が高いオイルやリキッドタイプはしっかりメイクの日だけにするなど、使い分けをするのもおすすめ。ふき取りシートは便利ですが、肌をこすることになるので毎日の使用は控えて。洗顔後・入浴後は、すぐに化粧水やクリームでうるおいを与えましょう。朝はUVケアもお忘れなく。

さらに、オフィスのエアコンなど生活環境の乾燥にも注意しましょう。日中の乾燥が気になる場合は、化粧下地やファンデーションを保湿効果の高いものに切り替えて。プラス、メイクの上から使える保湿アイテムも用意しておくと、乾燥が気になったときにすぐうるおい補給できますよ。

保湿効果をアップする方法

スキンケアで保湿成分をきちんと肌に届かせるためには、古くなった角質や汚れなど「いらないもの」を落とす必要があります。メイクなど、その日の汚れはその日のうちにオフすることを心がけて。肌に負担をかけないことは大前提ですが、ターンオーバーが遅くなってくる30~40代以降は、定期的なピーリングケアで角質オフするのも効果的です。

その後に使うスキンケアアイテムは、量をきちんと使ってこそ効果が出るもの。高価な化粧水をためらいながら使うよりは、お手頃な化粧水をたっぷり使うほうがおすすめです。

最後に、ケアのし過ぎによるターンオーバーの早まり過ぎにも要注意。未熟な角質が肌表面に持ち上がると、水分をキープできないために、また乾燥を招くことになってしまうからです。正常なターンオーバーを誘導し、健康な肌を育むことが、乾燥対策にもつながります。スキンケアだけでなく、良質な睡眠やバランスのよい食事、ストレスマネジメントなど、心と体にやさしいライフスタイルを心がけてくださいね。

私がお答えしました

皮膚科医 小林智子
「ドクターレシピ」にて医師が監修するレシピを紹介。自身の経験を活かして、スキンケアをお手伝いいたします。

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