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顔色が悪く見える…!くすみの種類と起こる原因とは?

最近、なんとなく顔色がどんより暗い感じ。メイクでもうまくカバーできず、「疲れてる?」「具合悪いの?」と聞かれてしまうことも…。これって、何が原因ですか?

専門家からの回答
顔色が悪く見える原因は、くすみかも。肌の状態を観察し、くすみの原因を知ることが改善の第一歩。
3行でまとめると?
  • くすみとは、何らかの原因によって顔色が暗くくもったように見える状態
  • 青っぽい、黄色っぽいなど、くすみの種類にはさまざまなものがある
  • 自分のくすみの種類と原因を見極めると同時に、日ごろのスキンケアの見直しを

目次

肌の「くすみ」とは?

「肌色に透明感がなく、どんよりくもって見える」「メイクをしてもファンデがのらず、暗く濁った感じになってしまう」…こんなふうに感じたことはありませんか?このような、肌が本来の明るさやつややかさを失ってしまっている状態を、「くすみ」といいます。「私、なんだかくすんでる?」と思ったときには、肌は次のような状態になっているかもしれません。

・顔色が青く見える/黄色く見える/グレーに見える/褐色に見える
・目の下にガンコなクマができている
・全体的にカサカサしている
・シミ、シワが目立つ
・ハリがなく、たるみが気になる

顔がくすんでいると、いきいきとした血色を感じられず、なんとなく疲れた印象に見えてしまいがち。そればかりか、実年齢より老けて見られてしまうなんていうショックなことも…。この「くすみ」、いったいなぜ起きてしまうのでしょうか?

肌のくすみの種類と原因とは?

肌のくすみには、青くくすんで見える、黄色くくすんで見えるなど、実はいろいろな種類があります。それぞれの状態と原因について、ご紹介しましょう。

青くくすんで見えるタイプ

顔色が青くくすんで見える人は青くすみタイプ。いつも目の下にクマがあり、赤み(血色)が足りないといった特徴があります。

この青くすみの主な原因は、血行不良。慢性的な冷えや運動不足、睡眠不足などによって、血液が体中に届かなくなることによって起こりやすくなります。

黄色くくすんで見えるタイプ

顔色が黄色くくすんで見える人は黄くすみタイプ。おもに挙げられる原因は、肌のタンパク質の「糖化」と「カルボニル化」※1です。

糖化とは、体内のタンパク質が糖と結びつき、茶色く焦げついたように劣化してしまうこと。この糖化は、くすみだけでなく、シミやシワ、たるみといった老化の原因にもなり、肌の大敵です。一方、「カルボニル化」とは、タンパク質が紫外線を浴びることで肌の奥にある真皮が黄色く変質し、加齢にともなって進行するといわれています。

グレーにくすんで見えるタイプ

肌がグレーっぽくくすんで見える人は乾燥くすみタイプ。肌が乾燥して、うるおいが足りなくなっているのが主な原因です。

お手入れ不足やオフィスの空調、加齢などによって乾燥する肌は、表面の角質がけば立って、キメが乱れている状態。その細かな凹凸のせいで、肌全体に微妙な影が生じて、顔色が暗く見えてしまうのです。また、乾燥して水分を失った肌は、バリア機能の低下を補うために角質を厚くしていきます。そうして、肌の表面に古くなった角質が厚く重なるのも、グレーがかって見える原因となります。

褐色にくすんで見えるタイプ

肌が褐色にくすんで見える人はメラニンくすみタイプ。
原因は、紫外線による引き起こされるメラニンです。肌は紫外線を浴びると、紫外線から守ろうとメラノサイトという物質を分泌します。このメラノサイトは、シミの元となる物質を活性化させる働きを持っているため、日焼けをしたり、普段UVケアを怠ってしまいがちだったりすると、肌にメラニンが増え肌色が普段より暗くくすんでしまいます。

また、紫外線だけでなく、強い摩擦によってもメラニンができることがあります。強い力でパッティングやクレンジングをしている人は、メラニンくすみになりやすい傾向があるため、注意が必要です。

さらに、ストレスや加齢などによるターンオーバー(肌の新陳代謝)が乱れていると、古い角質が剥がれ落ちずにメラニンが肌に残った状態になります。ターンオーバーの乱れは、くすみだけでなくシミを作ってしまうこともあります。

くすみを改善するには?

「くすみ」と一言でいっても、その種類と原因はさまざま。まずは、自分の状態がどれに当てはまるのかを観察して、原因を把握することがくすみ改善の第一歩です。

もちろん、日ごろのスキンケアの積み重ねも大切。「保湿」「UVケア」という基本的なお手入れを欠かさないこと、年齢・肌状態に応じたケアを行うことを心がけるだけで、毎日の肌状態はグッと向上するはずですよ。

※1出典:https://www.shiseidogroup.jp/releimg/1808-j.pdf

私がお答えしました

皮膚科・美容皮膚科医 吉田貴子
皮膚科とエステを融合させた渋谷スキンクリニックの院長。臨床医として一般皮膚科と美容皮膚科、美容婦人科で治療にあたっています。

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