18.08.16

Q

敏感肌とは?症状や原因、ケア方法についてご紹介

近頃、洗顔後に肌がピリピリし、今まで使っていた化粧水を付けると肌が赤くなります。友人から、敏感肌だといわれました。どうしたらよいでしょう?対処方法を教えてください。

専門家からの回答
肌がつっぱったり、ヒリヒリする状態を敏感肌と呼びます。肌を守るバリア機能を高める適切なケアをはじめましょう。
3行でまとめると?
  • 敏感肌はバリア機能が低下している
  • 肌の皮脂・水分が少なく、刺激を受けやすい
  • ストレスや体調の変化で急に敏感肌になることも

目次

敏感肌ってなに?

敏感肌とは肌が敏感に反応する状態を指し、その症状はさまざま。肌の乾燥がひどく、かゆみやつっぱりを感じる…。湿疹や赤みなどが生じる…。睡眠不足や生理のときにニキビ・吹き出物ができやすい…。季節の変わり目に肌荒れする…。こうした肌トラブルが起きやすい肌、それが敏感肌です。

肌のバリア機能が低下している

健康な肌に比べて敏感肌は、皮脂量・水分量が少なく、乾燥しています。また、体調の変化、ストレス、冷暖房などの環境、また花粉などの季節の外的要因に敏感に反応します。これは、肌のバリア機能が衰えているために起こる症状です。

バリア機能が低下すると、肌は水分量が保てずに乾燥しはじめます。すると、知覚過敏になって肌荒れを起こし、ガサガサ・ゴワゴワに。また、皮脂量が過剰に分泌され、Tゾーンだけがベタついたり、毛穴が詰まったり、ニキビができたりと、多くのトラブルを引き起こします。バリア機能が低下した肌は、少しの刺激にも反応してしまうのです。

では、なぜバリア機能が低下するのか、その原因とケア方法を次の章でお伝えしましょう。

敏感肌の原因とは?

肌が敏感=肌のバリア機能が低下する原因はさまざま。原因を知り、正しいスキンケアを行って、これ以上肌が乾燥しないようにしっかり保湿していきましょう。

乾燥と加齢が大きな原因に

敏感肌は、乾燥と老化が大きく関係しています。
肌の保湿はバリア機能の重要な要素で、肌を刺激から守っています。しかし、加齢による水分保持力の低下、体質的にセラミドなどが少なく肌が乾燥しやすいタイプの人は、バリア機能は正常に働かなくなり、外界からの刺激を受けやすくなります。その結果、肌が敏感に反応します。

間違ったスキンケアも要因

肌の表面は皮脂で覆われていて、肌のうるおいを保っているほか、セラミド(細胞間脂質)が細胞同士のすき間を埋め、肌の水分を保つ働きをしています。しかし、間違ったスキンケアをすると、肌本来のうるおいや水分が失われていきます。

たとえば、ゴシゴシ強く洗顔したり、洗浄力の強いものでクレンジングすると、皮脂を取り過ぎて、バリア機能を低下させることに。皮脂を落とし過ぎないクレンジングが大切です。肌に刺激を与えないスキンケアを心がけましょう。

アレルギー体質と敏感肌

敏感肌は体質から起こることもあります。生まれつき肌が弱かったり、アトピーやアレルギー体質だったり、かぶれやすかったり…。こうした体質の人が、体調の変化や季節によって敏感肌になることもあります。

以上、敏感肌にとって必要なケアは、しっかり保湿することです。紫外線を防ぎ、なるべく肌に刺激を与えないように心がけてください。

敏感肌のメイク方法とは?

敏感肌用のコスメアイテムも最近は出ていますから、そうした刺激性の少ないもの、UVカットが入ったものを使うことをおすすめします。

日焼け止めは低刺激のものを
敏感肌の人は紫外線の影響を受けやすく、日焼けによる肌荒れを起こしやすいので、メイクの前に、日焼け止めをきちんと塗ることが大切です。ただし日焼け止め効果のある下地などは肌に刺激が強すぎるものもあり、低刺激のものをおすすめします。

ファンデーションは優しくのせる
肌が敏感になっているときは無理に化粧下地や、クリーム・リキッドタイプのファンデーションは使わずに、保湿クリームや美容液の後に、パウダーファンデーションやフェイスパウダーを軽く付けるだけでもよいでしょう。

特に一般のファンデーションを使う場合は、スポンジで付けるタイプよりも、パフで優しく押さえて付けるパウダーの方が肌には負担が少ないため、おすすめです。メイク落としを使わずに洗顔料だけで落とせるパウダーも出ています。
肌に刺激を与えないコスメを使い、肌を刺激しない塗り方でメイクしてくださいね。

敏感肌を予防するには?

日頃から保湿をし、肌を刺激しないように心がけることが大切です。生活習慣が乱れると肌にもストレスが出はじめます。生活習慣も見直して敏感肌を予防していきましょう。

刺激せず、しっかり保湿を

敏感肌のスキンケアで大切なことは2点。まず、刺激を与えないこと。そして、しっかりと保湿することです。

クレンジングは、洗浄力が強いものは避け、マイルドなものを使いましょう。泡で優しく洗った後、ぬるま湯で落とします。その後、化粧水でたっぷり水分を補給してください。肌のうるおい成分といわれるセラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸配合のしっとりしたテクスチャーのものがおすすめです。

手のひらに取った後、手で温め、ハンドプレスしながら、数回に分けて丁寧に付けましょう。その後、美容液や保湿クリームでしっかり保湿をしてください。いずれも、アルコールや香料・着色料を添加したものや、メントール系のものは避け、低刺激のアイテムを選ぶことをおすすめします。

ターンオーバーを整える

日頃のスキンケアも大切ですが、肌のターンオーバーを整えることも大切です。ターンオーバーとは肌の新陳代謝のこと。バリア機能を果たす新しい細胞が一定のサイクルで再生されていれば、肌は健やかな状態をキープします。

ターンオーバーの乱れの原因は、加齢、乾燥、紫外線のほか、睡眠不足、バランスの悪い食事、過剰なストレス、体の冷えなどが挙げられます。
生活習慣を改善し、肌のターンオーバーを整えていきましょう。お酒やカフェインの取り過ぎには注意し、栄養バランスのよい食事と睡眠を十分に取りましょう。また、適度な運動をするなどしてストレスを溜めこまないように。疲れがひどいときは、十分な休息を取ることをおすすめします。

症状が悪化したら皮膚科へ

敏感肌はアレルギー症状から出る場合もあります。正しいスキンケアをしていても、体調の変化や季節の変化で肌の状態が急に悪化することもあります。症状が治まらないときは、迷わず皮膚科へ行きましょう。

敏感肌には、肌に負担をかけないケアが何より大切です。保湿を十分に行い、生活習慣を見直しながら、安定した肌を目指してくださいね。

私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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