18.08.16

Q

肌質チェック!自分の肌質に合ったスキンケアをしよう

以前はTゾーンがテカテカ、頬のあたりは乾燥気味で、混合肌といわれたことがあります。最近はテカリが気にならなくなってきましたが、今度は顔全体がザラザラしてきました。肌質が変化したのでしょうか?肌に合わせてスキンケアを変えた方がよいですか?

専門家からの回答
肌質は年齢や環境で変わっていきます。自分の今の肌タイプを見極め、肌質に合った正しいスキンケアをしましょう。
3行でまとめると?
  • 肌は年齢や季節によって変化する
  • 肌質は4タイプ
  • 自分の肌質に適したスキンケアを行う

目次

4つに分類される肌タイプ

肌質は、「普通肌」、「乾燥肌」、「脂性肌」、「混合肌」の4つに分類することができます。肌質は自分ではなかなか分からないうえに、年齢や季節によっても変化します。度々、肌の調子をチェックして自分の肌質を知っておきましょう。それが美肌作りの基本です

洗顔後、スキンケアをせずに、10分後の肌の状態をチェックしてみてください。

□顔全体につっぱり感がある
□Tゾーンは脂っぽいが頬がつっぱる
□全体に脂っぽく、つっぱることはない
□どこもつっぱらず、脂っぽくもない
□全体がピリピリする

●普通肌
どこもつっぱらず、脂っぽくもない肌。
水分量が多く、皮脂量が少なめの「普通肌(ノーマル肌)」。肌トラブルが少ない肌質です。

●乾燥肌
顔全体につっぱり感がある、全体がピリピリする肌。
カサカサして、メイクのノリが悪く、ツッパリ感がある肌は、「乾燥肌(ドライ肌)」。水分も皮脂量も足りないため、うるおいがない状態です。
なお、肌がピリピリする人は、乾燥肌のなかでも敏感肌に分類されます。

●脂性肌
全体に脂っぽく、つっぱることはない肌。
皮脂量が多いタイプが「脂性肌(オイリー肌)」。洗顔してもすぐに肌がテカってしまう。メイクが崩れやすい。毛穴が開きやすい。ニキビができやすい…。それが、脂性肌(オイリー肌)の特徴です。

●混合肌
Tゾーンは脂っぽいが頬、口や目のまわりがつっぱる肌。
皮脂が多い部分と、カサつく部分が混在しているのが「混合肌(コンビネーション肌)」。Tゾーンはベタつくのに、目のまわりや口もとがカサついている人はこのタイプ。

肌質の悩みを悪化させる原因とは?

毛穴が目立つ肌、ニキビができやすい肌、シミ・シワができる肌…。こうしたトラブルが多い肌質は、遺伝なのでしょうか?実際にシミに関連する遺伝子や、健全な肌を作る遺伝子などが数多く存在しています。しかし、肌質に大きな影響を及ぼしているのは、遺伝よりも、肌の環境や生活習慣だといわれています。

肌質は水分量と皮脂量のバランスによって決まります。そのバランスが崩れると乾燥肌や脂性肌に。自分の肌の状態を確認し、その原因を知ってスキンケアに役立てましょう。

乾燥肌

乾燥肌の主な原因は以下のとおりです。

加齢と紫外線
乾燥肌の主な原因は、加齢と紫外線です。
肌は表皮、真皮、皮下組織の3層で構成されています。表皮は本来、水分をたっぷり保ち、紫外線などから肌を守るバリア機能を備えています。しかし、加齢とともに肌のバリア機能が衰えていくことで水分が不足し、肌が乾燥しはじめます。

また、たとえ若くても、紫外線を浴びすぎると、活性酸素が発生しやすくなり、肌細胞が酸化して、表皮が乾燥していきます。

過剰な洗顔
肌をゴシゴシ強く洗顔していませんか?強い洗顔は肌のバリア機能を低下させ、乾燥肌を招きます。バリア機能が低下して肌が乾燥すると、シワやたるみを引き起こしますから、注意が必要です。

乾いた外気
肌は外気に敏感です。冬は空気が乾燥する季節ですが、その影響を受け、肌は水分不足に。少しでもカサつきを感じたら、すぐに保湿してください。

脂性肌

皮脂でべたつく脂性肌。原因を探ってみましょう。

男性ホルモンの影響
肌にテカリやべたつきをもたらすものは、汗と皮脂。実は、皮脂の分泌量は男性ホルモン「アンドロゲン」と「テストステロン」が大きく影響しています。思春期から20歳代にかけて多く分泌され、その後は加齢とともに減少していくため、脂性肌は加齢とともに解消されていきます。

バリア機能の低下
皮脂は病原菌や紫外線など外部の刺激から肌を守るバリア機能と、肌の弱酸性を保つ働きをしています。バリア機能を果たすために出るものですから、過剰に皮脂が出るのはそれなりの理由があります。
Tゾーンは、皮脂の分泌が多いため、テカリやすいのですが、それが嫌だからと、ゴシゴシこすって洗顔する人がいますね。しかし、それはかえって逆効果。皮脂を取りすぎると、肌の防御機能が働いて、肌は皮脂を過剰に分泌しようとして皮脂が多く分泌されて、さらにベタつく肌に。

また、水分量は少ないのに、皮脂の量だけが過剰に増えてしまった肌は、「乾燥性脂性肌(インナードライ肌)と呼ばれます。
脂性肌だからといって保湿を怠ると、内側から肌の乾燥が進みますから、注意が必要です。

混合肌

Tゾーンはベタつくのに、口元、目元、頬はカサカサ…。こうした混合肌の悩みは30歳代の女性に多くみられます。原因は、加齢、女性ホルモンの乱れ、ストレスなど、多種多様。

20代後半から、保湿の三大因子といわれる「皮脂膜を作る皮脂」、「NMF(天然保湿因子)」、「角質細胞間脂質」が少なくなり、年齢を重ねるごとに減少していきます。そのため、20代では普通肌だったのに、30歳を超えたらTゾーンだけがテカりだすということも。
肌のうるおいや、バリア機能を支える要素が加齢とともに減少していき、やがて水分と皮脂量のバランスが崩れて混合肌になります。

また、女性ホルモンの分泌は30代後半から減少していきますが、それもバランスを崩す大きな要因です。そのほか、ストレスの多い生活、生理不順、バランスの悪い食生活、睡眠不足、過度のアルコール摂取なども女性ホルモンの分泌を乱す原因となります。

肌質別のスキンケア方法とは?

間違ったスキンケアは肌にダメージを与えます。肌に合ったスキンケアをはじめましょう。各肌質の悩みを解消するスキンケア方法をご紹介します。

なお、先に説明したとおり、どんな肌質であっても、強い洗顔は厳禁です。肌に強い刺激を与えないように泡で優しく洗顔してくださいね。

普通肌はうるおい保持を

水分量と皮脂量のバランスが取れた普通肌。角質がうるおっているため、肌は柔らかく、ツヤや弾力があります。キメも整っていて、肌荒れなどのトラブルが少ない肌です。しかし、肌は季節や環境、ホルモンのバランスですぐに変わりますから、変化には十分に注意しましょう。

肌のうるおいをキープするヒアルロン酸配合の化粧水や美容液、水分保持力をサポートしてくれるクリームがおすすめです。

乾燥肌はまず保湿!

乾燥肌を放っておくと、シワやたるみを引き起こします。そうなる前に、しっかり保湿対策をはじめましょう。

洗顔後は素早く保湿するように心がけてください。化粧水は手のひらで軽く温め、乾燥が特に気になる場所は重ね付けを。また、刺激や摩擦を与えないように、優しくハンドプレスするようにしましょう。
保湿成分の配合されたスキンケアアイテムがおすすめです。

脂性肌は引き締めを!

オイリー肌には水分補給が大切です。毛穴を引き締め、キメを整えてくれる化粧水をおすすめします。しっとりしたテクスチャーではなく、みずみずしいさっぱりしたテクスチャーのものを選びましょう。
保湿液やクリームは、肌の水分を保ち、肌を保護するために油分を補うもの。乾燥が気になるところにだけ塗るとよいでしょう。

混合肌は塗り分ける!

混合肌の場合は、肌の状態に合わせて塗り分けることが必要です。
まず、洗顔後はすぐに化粧水で保湿しましょう。化粧水を手のひらに取り、軽く温めて、ハンドプレスして肌になじませてください。Tゾーン以外の乾燥が気になる場所は丁寧に重ね付けしましょう。

保湿液や美容液、クリームは、オイリーな場所には薄く、乾燥しているスポットにはしっかり塗って油分を補うとよいでしょう。

肌は刺激を嫌います。常に自分の肌をチェックして、肌に適したスキンケアを優しく丁寧に行ってくださいね。

私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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