18.12.04

Q

泡立て洗顔はなぜ肌によいの?泡立てのコツとは?

どの美容サイトや雑誌などを見ても、「洗顔するときは洗顔料をしっかり泡立てて…」と書いてあります。でも、忙しい朝などは泡立てるのが面倒で、ゆるく済ませてしまうこともあるのが正直なところ。なぜ、洗顔には泡立てが必要なのでしょうか?

専門家からの回答
洗顔は、意外に肌への負担が大きいもの。摩擦から肌を守り、すばやく汚れを落とすためには、きめ細かいたっぷりの泡が必要です。
3行でまとめると?
  • 洗顔料を泡立てると、洗顔による肌負担を減らし、洗浄力を高めることができる
  • さかさまにしても落ちないくらいの泡が理想
  • 手で泡立てるほか、泡立てネットなどの各種グッズもおすすめ

目次

洗顔料を泡立てる理由って?その効果とは?

「洗顔するときは、洗顔料をしっかり泡立てるのがポイント」…美容に関心のある女性なら、誰もがよくご存じの情報でしょう。洗顔料の広告にも、「濃密できめ細かな泡立ち」「ホイップクリームのような泡」などという文章が書いてあるのを目にしますね。

ですが、「洗顔料を泡立てる理由は?」と聞かれると、ちょっと困ってしまいませんか?「泡立てることにどんな意味があるの?」「効果ないって言う人もいるけど…」など、疑問をもってネット検索している人は、意外に多いようです。

なぜ洗顔料を泡立てる必要があるかというと、理由は2つあります。
その1つ目は、「肌への負担を減らすため」。濡れて柔らかくなった肌をこすると、肌のバリア機能が損なわれてトラブルの原因になってしまいます。手と肌の間にたっぷりの泡でクッションを作ることは、洗顔による肌への負担を減らす意味があるのです。

2つ目は、「洗浄力をアップさせるため」。きめ細かな泡は皮脂や汚れを吸着してくれるので、やさしくなでるだけでも洗い上がりはさっぱり。ゴシゴシ洗いの防止にもつながります。

洗顔はスキンケアの基本ですが、正しく行わないと肌への負担が大きくかかってしまうもの。肌にやさしい洗顔のために、ここで改めて「泡立て」をおさらいしてみましょう。

簡単!洗顔料の泡立て方法を動画でご紹介

洗顔料できめ細かな泡を作るにはコツがあります。一度覚えれば、「面倒」「難しい」と思われがちな泡立ても楽にこなせるようになりますよ。

泡立てる手順とポイント

自分で泡立てるタイプの洗顔料には、主に固形石鹸・チューブ入りの洗顔フォーム・パウダーがあります。使用量は説明書に従っていただきたいのですが、それぞれ1回分の目安量は次のとおりです。

・固形石鹸…手のなかで10回ほど転がしたくらい
・フォーム…1cmくらい
・パウダー…1回振り出したくらい

ぬるま湯ですすいだ手に洗顔料をとり、次のような手順で泡立てていきましょう。

[ 1 ] 手のひら全体に、洗顔料を軽く広げます。
[ 2 ] 手のひらをくぼませ、ぬるま湯を2~3滴ほど加えます。
[ 3 ] 立てた指でくるくる混ぜるようにぬるま湯をなじませ、洗顔料を泡立てます。
[ 4 ] 2~3を繰り返し、しっかりとした泡を作りましょう。
[ 5 ] 手のひらをさかさまにしても落ちないくらいに泡立てば十分です。

洗顔料の選び方

洗顔で肌に負担をかけないためには、泡立て以前に洗顔料選びも大切なポイント。選ぶときは、「自分の肌質に合った洗浄力で、汚れがきちんと落とせるもの」であるかどうかをチェックしましょう。

●カサつきやすく、刺激に敏感
界面活性剤が少なめのシンプルな固形石鹸、香料・防腐剤などが無添加のもの

●オイリーでニキビや毛穴詰まりが気になる
クレイや酵素入り洗顔料など、洗い上がりがさっぱりしたタイプのもの

洗顔後のケア

洗顔後の肌からは、水分がどんどん蒸発していきます。なるべく5分以内にスキンケアを行い、十分な保湿でうるおいをキープしましょう。
化粧水で肌を整えたあと、美容液・保湿液などで肌に必要な成分を届け、乳液・クリームで油分を補うのが基本的なステップです。

化粧水のつけ方については、こちらで詳しく解説しています。

洗顔後のスキンケアについて医師が解説します。

保湿液のつけ方については、こちらで詳しく解説しています。

洗顔後のスキンケアについて医師が解説します。

美容液のつけ方については、こちらで詳しく解説しています。

洗顔後のスキンケアについて医師が解説します。

泡立て簡単!おすすめアイテムをご紹介

手で泡立てる時間がないときなどは、すばやく泡が作れる洗顔用アイテムが便利。主なものと、その使い方についてご紹介します。

泡立てネット
ネットを束ねてスカートのような形にした泡立てグッズ。十分に濡らし、軽く水気をきってから洗顔料をネットにとります。手のなかでネットを大きく動かし、泡立ちが足りない場合は少しぬるま湯を加えます。十分に泡立ったら、ネットから絞るようにして泡を手にとりましょう。

洗顔(泡立て)ブラシ
細く柔らかな毛が密集した洗顔専用のブラシで、手動タイプと電動タイプがあります。濡らした手のひらに洗顔料をとり、ブラシでくるくると円を描くように動かします。十分な量の泡ができたら、顔のうえでブラシをやさしく動かしましょう。あくまで力を入れずに行うことが大切です。

洗顔泡立て器
100円ショップの商品にもなっている、スティック付きの容器に洗顔料を入れて泡立てるグッズです。洗顔料をふたの裏側に塗りつけ、容器に水を入れて10~20秒ほどスティックを動かすと、容器いっぱいに泡ができます。

泡で出てくるポンプ
「泡タイプ」と書かれている、液体洗顔料専用のポンプです。洗顔料をこのポンプに詰め替えると、ディスペンサーを押すだけで泡が出てきます。

いずれのグッズも、使用後はきれいに水ですすぎ、風通しのよい場所で乾かして、雑菌が繁殖するのを防ぎましょう。

肌に負担をかけず、不要な皮脂や汚れを効率よく落とせるようになると、肌状態が安定するうえスキンケアの効果も高まります。ぜひ泡立てにこだわって、毎日の洗顔をワンランクアップさせましょう!

私がお答えしました

皮膚科・美容皮膚科医 吉田貴子
皮膚科とエステを融合させた渋谷スキンクリニックの院長。臨床医として一般皮膚科と美容皮膚科、美容婦人科で治療にあたっています。

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