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生理前にできるニキビ、色の違いによる対策とは?

生理前になるとニキビができます。小さい白いニキビができることもあれば、赤くて痛いニキビができることもあります。ニキビの色や種類によって対処方法は違うのでしょうか?

専門家からの回答
皮膚科の受診が必要な場合もあり、ニキビの種類に合った方法で対処することが大切です。
3行でまとめると?
  • 生理前は黄体ホルモンの影響と肌のバリア機能の低下でニキビができやすい
  • 白ニキビ、黒ニキビは正しいスキンケアで治すことができる
  • 赤ニキビ、黄色ニキビ、紫ニキビができたら自力ケアだけでは治すのは難しい

生理前にニキビができやすい理由とは

生理前の不調は黄体ホルモンが原因
女性の体内では、生理の周期に伴って、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類のホルモンがバランスを取りながら分泌されています。

生理前に頭痛、肩こりなどの体の不調があったり、肌荒れが起こりやすくなったりするのは、生理前になると黄体ホルモンの分泌が増えるためです。

ニキビにはどんな種類がある?
黄体ホルモンには皮脂の分泌を盛んにする働きがあるため、生理前は皮脂の過剰分泌で毛穴がつまりやすく「白ニキビ・黒ニキビ」ができやすくなります。

さらに生理前で肌のバリア機能が低下していると、ニキビが炎症をおこして「赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビ」と進行していきます。

生理前の白ニキビ・黒ニキビの正体は?

ニキビというと、一般的に赤く腫れているものをニキビと考えがちですが、ニキビにも種類があり、それぞれの段階で対処方法も違ってきます。

正しいケアで治る白ニキビと黒ニキビ
皮脂の分泌が過剰となり、毛穴の中に皮脂がたまって塊となったものを、面皰(めんぽう)またはコメドといいます。

面皰のうち、毛穴の出口がとじているものを「白ニキビ(閉鎖面皰)」といい、毛穴の出口が開いていて酸化し黒く見えるものを「黒ニキビ(開放面皰)」といいます。この白ニキビや黒ニキビは、正しいスキンケアをしていれば治ることも多いニキビです。

生理前にニキビができるからといって女性ホルモンの分泌をコントロールするのは難しいこと。できてしまった白・黒ニキビから赤・黄色・紫ニキビへ発展させないためには、保湿化粧品を使って肌のバリア機能を整えておくのが大切です。

早く治したいときは、毛穴のつまりを取り除く塗り薬やピーリング、面皰圧出などの治療を行うのもいいでしょう。

赤ニキビ、黄色ニキビ、紫ニキビの正体は?

赤ニキビができてしまったら
白ニキビや黒ニキビに、皮脂を栄養源にしてアクネ菌が増殖し炎症を起こしたものが「赤ニキビ」です。

赤ニキビは、白・黒ニキビ同様に自然に治ることもありますが、炎症が強くなると、大きくなり痛みも出て、治りにくくなることがあります。赤ニキビがある場合は、炎症を治める塗り薬(場合によっては飲み薬)を使用した方がいいでしょう。

黄色ニキビができてしまったら
赤ニキビがさらにひどくなると、黄色い膿をもった「黄色ニキビ(膿疱性ざ瘡/のうほうせいざそう)」になります。

膿というのは、アクネ菌の死骸と、菌をやっつけるために集まった白血球(好中球)からできています。皮膚科で清潔に潰して膿を出し、外用薬を使用することで早く治る場合もあります。

紫ニキビができてしまったら
膿がうまく皮膚表面に出ずにニキビが熱をもち、硬くしこりのようにふくれて、内部に血と膿がたまり赤紫色に腫れあがるまで炎症が強くなることもあります。これは、毛穴の壁が炎症で壊れてしまった「紫ニキビ(嚢腫性ざ瘡/のうしゅせいざそう)」です。

ここまでくると自力でのケアは難しいです。皮膚科を受診して飲み薬や塗り薬、レーザーなどの治療を合わせて受けることをおすすめします。

生理前にニキビができてしまった時は、悪化させないことが重要です。適切なケアで、ニキビ跡が残らないようしていきましょう。

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私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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