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生理前、生理中のつらいPMS…PMSが出やすい人の特徴とは?

生理前、生理中になると、イライラしたり情緒不安定になってしまいます。PMSの症状だと思うのですが、そのような症状が全然出ないという友人もいます。生理前のPMSが出やすい人は、出にくい人と比べてどんな特徴があるのでしょうか?

専門家からの回答
自分で選択・決断することが苦手で、自身の心や体に負担の大きい生活をしている人は注意が必要です。
3行でまとめると?
  • ストレスや栄養の偏りはPMSを悪化させる
  • PMSが出やすい人は「自分で選択していない」傾向あり
  • 自分以外のものや人からの影響を受けやすい人はPMSの症状が出やすい

ストレスはPMSの増悪因子

PMSとは
PMS(月経前症候群)とは月経(生理)1~2週間前から、腹痛・腰痛・めまい・頭痛・イライラ・情緒不安定などの心身の不調が出て、「月経(生理)が来るとケロッとよくなる」という病気です。

排卵後から分泌量が増える「黄体ホルモン」の影響を受けて、心身の状態がホルモンに振り回されてしまっている状態です。

ホルモンの感受性は人それぞれ
ホルモンに対する感受性は個人差が大きく、例えばつわりの症状が出やすい人と全く症状が出ない人がいるように、月経(生理)前の不調もほとんど出ない人もいれば毎月月経(生理)前には学校や会社を休まなければいけない人もいます。

ストレスとPMS
PMSの症状が出やすくなる要因の一つがストレスです。自分にとって負担が大きい生活をしていると、症状が出やすくなります。普段PMSがひどい人が、夏休みで長期休暇をとっていた月だけは症状がほとんどなかったりするのはそのせいです。

栄養の偏りはPMSを引き起こす一因

PMSが出やすい人の食生活とは
PMSが出やすい人の多くは、糖質、特に甘い物をとりすぎていたり、加工食品やジャンクフード、清涼飲料水を好んでとっていたりする傾向にあります。

また、「お肉が苦手」などの偏食傾向があり、動物性たんぱく質やミネラルが不足しやすい食事をとっているケースがしばしば見受けられます。

血糖をコントロールしよう
PMSを改善するには、血糖コントロールが重要です。甘い物はできるだけとらないようにし、食事をとる時には野菜→肉や魚→パンやごはんといった「コース料理を食べる順番」で食べるようにして、血糖値の急上昇を防ぎましょう。

食事で十分な栄養がとり切れない場合は、ビタミンやミネラルをサプリメントで補うのも有効です。

PMS傾向の人は「自分の人生のハンドルを握っていない」

PMSの症状が出やすい人のもう一つの特徴に「振り回されやすい」ということが挙げられます。

日々の生活の中で、「自分で選択して決める」ということをできるだけ避けたり、常に相手の出方や反応を見てから発言や行動をしたりするクセがある人は、PMSの症状が出やすい傾向があります。

例えば、パートナーや友達と外食する時に、メニューを見て即座に自分で食べたい物を選択する人はPMSの症状が出にくい人です。逆に、周りが何を食べるのかをしばらく見て「じゃあ私も同じものにしよう」といった決め方をする人は、PMSの症状が出やすい特性を持っていると言えます。

これは、人生に対する基本姿勢として自分が主役にならないように過ごしているからです。自分の人生のハンドルをきちんと自分の手で握るとPMSの症状は出にくくなるでしょう。

食生活の改善に加えて、ストレスをためすぎないこと、周りの様子を伺いすぎずに自分で決断することを意識し、PMSを改善していきましょう。

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私がお答えしました

産婦人科医 清水なほみ
ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~院長。女性特有の病気を中心に日頃の不調を改善するためのアドバイスをいたします。

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