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生理前のスキンケアは悩みがたくさん!?いつもの化粧品が合わなくなるのはどうして?

ずっと愛用している化粧水なのに、ここ数日しみて痛いです。こういうことがたまにあるような気がしていたのですが、よく考えると月に一度、だいたい生理前や生理中になるような…生理と肌の状態とは関係があるのでしょうか?

専門家からの回答
生理周期に伴うホルモンバランスの変化が肌に影響を与えています。
3行でまとめると?
  • 生理前は肌が敏感になる
  • 敏感肌の原因は生理前に分泌される女性ホルモン(プロゲステロン)の影響
  • 敏感肌には低刺激性のスキンケアで保湿を重視

生理前の肌って、どんな状態?

女性にとって、乾燥やストレスなど、スキンケアにかかわる悩みは尽きませんよね。女性の体に影響を及ぼす生理が、スキンケアにも大きく関係があることをご存知でしたか?

普段愛用している化粧水なのに、その日に限ってなぜかしみるという経験が、もしかしたらあるのではないでしょうか。それは生理が近づいていることによる影響で、肌がいつもよりも敏感になっているから。しっかりとスキンケアをしたつもりでも、生理前の肌の状態によっては、かえって逆効果になって肌を傷つけていることもめずらしくありません。

生理前の肌は、いつもよりも乱れがち
女性は生理周期に伴い、イライラしたり、眠気・食欲が増したりと体調が変化すると同時に、肌も敏感になり、生理前にいつもの化粧品が合わなくなることがあります。化粧品が合わなくなるだけではなく、メイクがしっかりのってくれなかったり、いつもより崩れやすくなる、なんていうトラブルも起こりがちです。

そのときだけ肌が敏感になっても、生理が来ればいつもの調子に戻るから大丈夫と、侮ってしまうのは禁物。生理前の期間だけとはいえ、肌に合わないものを使い続けるとニキビができやすくなったり、赤くなったりかゆくなったりして、治らなくなるなどトラブルを起こすことがあるので注意が必要です。

生理前の敏感肌の原因は?

生理前の女性の体には、どのような変化が起こっているのでしょう。それは肌に、どのような影響を及ぼすのか。その答えはエストロゲンと呼ばれる卵胞ホルモンと、プロゲステロンと呼ばれる黄体ホルモンの、2つの女性ホルモンにあります。

ホルモンバランスの変化
女性は生理周期に伴うホルモンバランスの変化が肌にあらわれます。生理前の2週間は黄体期といって女性ホルモンの中でもプロゲステロン(黄体ホルモン)が優位に分泌されます。このホルモンは皮脂の分泌を盛んにさせたり、肌を敏感にしたりするホルモンです。

ただし生理前に必ず敏感肌になるというわけでもなく、疲れや睡眠不足、ストレスなどが重なると よりホルモンバランスが変化して症状が出やすくなったり強く出たりするものです。日頃から規則正しい生活やストレス解消を心がける のも大切です。

生理前の敏感肌には、どんなケア(対策)をすればいいの?

生理前の敏感肌にはどのようなケア、対策がふさわしいのでしょうか。いつものケアを続けるべきか、悩みどころですよね。基本的にはスキンケア用品、スキンケア方法を普段と変えてみるといいでしょう。いつも使っているものであっても、しみて刺激を感じる場合はいったんお休みをしましょう。

刺激の強いものは抑え、シンプルなケアを
また毛穴のケア、美白やアンチエイジング商品など新しいスキンケア用品を取り入れるのは避けた方が安心です。レーザーやピーリングなどの攻めの施術もこの時期はやめておくのが無難です。

生理前2週間の黄体期は保湿中心のシンプルなケア がおすすめです。洗顔・クレンジングはリキッドやクリームのもので、時間をかけすぎないようにしましょう。

基礎化粧品はヒアルロン酸やセラミドを配合にした保湿効果の高いもの、低刺激性のものを選ぶといいですね。

油分の少ない化粧品を選ぶ
皮脂の分泌が盛んになっている時期なので、ファンデーションはパウダーファンデーションを選ぶなど油分を抑えた化粧品を選びましょう。ニキビ肌用の処方になっているものを試すのもいいでしょう。

肌が敏感になっているということは、同時にシミもできやすい時期でもあります。紫外線ケアも忘れずに行う ことが大切。やさしく肌の調子を整えて、少しでも気分よく過ごしたいものですね。

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私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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