15.07.01  更新:16.12.09

Q

生理期間が短い、2~3日で生理が終わる時の原因と対処法とは?

最近、生理期間が短く、生理がきても2~3日で終わってしまいます。生理期間が短い場合、どのような原因が考えられるのでしょうか?また生理期間が短い場合の対処法についても教えてください。

専門家からの回答
月経期間が短い場合は様々な原因が考えられます。
3行でまとめると?
  • 月経が1~2日で終わる場合「過少月経」と呼ぶ
  • 女性ホルモン不足になっている場合が
  • 妊娠を希望している場合は排卵誘発剤などでの治療が必要に

月経が少なくても異常とは限りません

月経が少なすぎることを「過少月経(かしょうげっけい)」と言いますが、月経量には個人差があり、また年齢とともに減っていく場合がありますので、どこからが「異常」なのかを判断するのは難しい場合があります。

月経が以前より軽くなったけれど、3日以上はナプキンを数回替えるくらいの出血があり、月経周期が正常範囲で、排卵周期になっていれば、様子を見て問題ありません。月経が1~2日で終わったり、おりもの程度の量しか出なかったり、2~3日の出血が月に何度もあって、どれが月経でどれが不正出血なのかが分からないという場合は、受診が必要です。

月経期間が短くなる原因とは?

月経期間が短くなる原因は主に3つ

1) 卵巣機能の低下(無排卵)
卵巣の働きが悪くなって排卵がうまく起きなくなると、無排卵で月経が来ます。無排卵の場合は、ホルモンが十分に出ないので、出血量が減って月経が軽くなってしまいます。

2) 不正出血がたびたび起きている
数日の不正出血を月経とカウントしてしまう場合があります。月経不順だと思っていたら、クラミジア感染による不正出血がたびたび起きていた、といったケースもありました。

不正出血の原因は、子宮頸がん・子宮体がん・月経不順(卵巣機能の低下)・クラミジア等による頸管炎(けいかいえん)・頸管ポリープなど色々ありますので、検査してみなければなぜ出血しているのかは分かりません。少量の月経様出血が不定期にある場合は、1度は受診しましょう。

3) 妊娠している
切迫流産や切迫早産の症状である出血を、少なめの月経が来ていると勘違いして、妊娠していることに気付かないままというケースも時々見受けられます。少量の月経が続いていて、性行為がある場合は、必ず妊娠しているかどうかは確認しましょう。

過少月経の治療の基本はホルモン剤か排卵誘発剤

過少月経でも、月経がある程度規則的に来ていれば、無理に治療する必要はありません。特に、加齢に伴う過少月経や無排卵は、他に不快な症状がなければ、そのまま様子を見ても問題ないでしょう。少量の中途半端な月経がたびたび来てしまう場合は、ピルなどのホルモン剤で周期を整える場合もあります。

妊娠の希望がある場合は、基礎体温で排卵の有無を確認したり、超音波検査で子宮内膜の厚みを確認したり、ホルモン検査で黄体機能が正常なのかを確認する必要があります。妊娠の希望があって、無排卵や黄体機能不全がある場合は、排卵誘発剤などの投薬治療が必要です。

私がお答えしました

産婦人科医 清水なほみ
ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~院長。女性特有の病気を中心に日頃の不調を改善するためのアドバイスをいたします。
編集部からのコメント

生理期間が短い場合の対処法とは

早く終わってほしいけど短いと不安な生理

毎月来る生理って、生理痛や腰痛など不快な症状が出たり、経血が気になって思うように動けなかったり、女性にとって憂うつなものですよね。生理なんて、できればさっさと終わってほしい!と思うものです。

しかし実際に生理期間が短すぎてしまうと、逆に不安になってしまうもの。何か異常があるのかな?病気だったらどうしよう…などと考えてしまいます。

正常な生理期間とは?

そもそも、正常な生理の期間とは何日くらいなのでしょうか。こちらの記事によると、「月経だと思われる出血が始まった日から完全に出血しなくなる日」が3~7日間だと、生理の期間としては正常な範囲だそうです。

清水先生の解説によると、過少月経で生理期間が短い場合でも、生理がある程度規則的に来ていれば、それほど心配せずにしばらく様子を見てもいいとのことでした。
とは言っても「無排卵月経になっているかも」と聞くと少し心配になってしまいますよね。

無排卵月経の原因とは

無排卵月経とは排卵がないまま生理が来ることで、その原因には卵巣機能の低下が関係しているとのこと。こちらの記事によると卵巣機能が低下する原因には、冷え・血行不良・ストレス・急激な体重の増減など、身近なことも含まれているようなので、心当たりがないか確認してみましょう。

生理期間正常化のためには生活習慣の改善を

なかでも、冷え・血行不良・ストレスは生理不順だけでなく、肌荒れや体重増加など女子の天敵の原因にもなりかねません。生理が正常に来るようにするということは、美容面でもプラスの効果があるのです。また、これらは生理痛などのPMSを悪化させる原因にもなるので、なんとか改善したいものですね。

あなたも冷えているかも?

血行不良は冷えやストレスによって起こるそうなので、まずは体を温めることが大切です。冬の寒い季節だけでなく、夏でも知らない間に体が冷えている女子が多いとか。お腹を触ってみてひんやりするようなら、冷えている可能性が大です!

生理期間が短くなる原因?冷え解消のためには

冷房の効いた部屋に長時間いる時は羽織ものを持っておいたり、冷たい食べ物や飲み物の摂り過ぎには注意しましょう。

体を締め付けすぎる服装は、血行を悪化させ冷えにつながってしまいます。冷えを感じている時は、補正下着のような締め付けの強いものは避けるようにしましょう。

体を温めるためには湯船に浸かることが1番。40度以下のぬるめのお湯にゆったり浸かることにはストレスを和らげる効果もあり、美容のためにも健康のためにも、ぜひ取り入れたいものです。

生理期間を正常にするためには適度な運動を

また卵巣機能を整えて生理期間を正常に戻すためには、適度な運動も大切です。体を動かすことによって血行がよくなる上に、筋肉がつくことで血液を全身にめぐらせやすくなります。
毎日少しでも多めに歩いてみたり、毎日3分だけ筋トレをしてみたりといった積み重ねが大切です。オフィスで座りっぱなしのことが多い人は定期的にストレッチをするといいですね。

不正出血を生理とカウントしているかも?

生理期間が短く感じる原因のひとつとして、不正出血を生理と勘違いしているというお話もありました。もし生理ではなく不正出血だったとしたら、何か原因となる病気が潜んでいるかもしれないので、心配な場合は産婦人科を受診しましょう。

産婦人科って少し行きづらいけど…

とは言っても、産婦人科って慣れていないと少し行きづらいのも事実。初めてだと「どんな診察をするんだろう?」と、診察される箇所が箇所だけに、不安を感じてしまう女子も多いことでしょう。

産婦人科ではどんな検査をするの?

内診を受ける場合は、脱ぎ着しやすい服装で行くようにしましょう。内診台に乗ったら、膣や子宮の状態を確認します。内診は人によって少し痛みを伴うこともありますが、すぐに終わるので怖がらずに臨みましょう。

内診を受けたくない場合は相談することも可能です。また、抵抗がある場合は、女性の医師が診察しているクリニックを選ぶのも一つの手です。

躊躇してしまいがちな産婦人科ですが、もし生理期間が短く異常を感じているようなら、できる限り早めに受診しておくと安心です。混雑していることが多く、予約が必要な場合が一般的です。まずは近くの産婦人科を調べてみましょう。

生理が短くても、必ずしも異常ではない

清水先生の解説のように、生理期間が多少短くても、ある程度規則的に生理が来ているようなら心配しすぎる必要はないようです。体を温めたり血行不良対策をすることで、過少月経を改善できるかもしれません。
もし月に何度も生理のような出血があるようなら、まずは産婦人科を受診するようにしましょう。

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