15.04.09  更新:17.07.13

生理前、生理中になると情緒不安定に!不安な気持ちの押さえ方とは?

3行でまとめると?
  • 生理前の情緒不安定は、PMS(月経前症候群)の可能性も
  • PMSは女性ホルモンの影響で起こる
  • PMS対策には生理の時期を把握して生活改善を

意味もなく不安になったこと、ありませんか?

仕事中に突然「なんでこんなに働いているんだろう・・・」と涙が出てきたり、「一生結婚できないかも・・・」と急に将来を悲観したり、何気ない家族の言葉に怒りや悲しみが爆発し、暴言を口にしたことはありませんか?そして、時間が経過すると、何であんな気持ちになったのか理由さえ分からずにケロっとしていたり。そんな急激な気持ちの変化を感じたことはありませんか?

こんな激しい気持ちに振り回されると、周りはもちろん自分も疲弊してしまいますよね。
もしそのような情緒不安定になるタイミングが生理前だった場合は、「PMS」と呼ばれる「月経前症候群」の症状かもしれません。

生理前の情緒不安定が起こる原因とは?

生理前にこのようなPMSの症状が現れるのは、生理周期に合わせて変動する女性ホルモンのバランスが影響していると考えられています。

女性の体内では卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という二つの女性ホルモンの分泌が、生理周期に伴って変動します。

排卵日(生理2週間前)前後には、この女性ホルモンのうち卵胞ホルモンの分泌が急激に減り、黄体ホルモンの分泌が増えてきます。排卵後から生理が来るまでの期間に増えるこの黄体ホルモンには、さまざまな不調を引き起こす作用があるとされています。

これによって、生理前になるとむくみや腰痛、肩こり、胸の張り、肌荒れ、眠気のような体の変化が起こったり、イライラや情緒不安定のような心の変化が起こったりするとされ、このような症状がPMSと呼ばれているのです。

生理前の情緒不安定の対処方法とは?

まずは生理周期を把握しよう

生理前の情緒不安定を改善するためには、心が不安定になる原因が生理前のホルモンバランスによるものであると認識し、自覚すること。そして、自分の生理周期から、情緒不安定になりやすい時期を把握しておくことが大切です。

「もうすぐ生理だから、不安定な時期になるかも・・・」と自覚することで、不安への抵抗力もつくでしょう。

生活習慣を整えてPMSの悪化を防ごう

情緒不安定などのPMSが悪化する要因として、ストレスや生活習慣が関係しているとされています。

生理前の時期だけでなく、普段から
・リラックスする時間を確保し、緊張状態が続かないようにする
・睡眠時間をしっかり確保する
・就寝時間と起床時間が一定になるように規則正しい生活を心がける
・ビタミンやミネラル、たんぱく質などバランスの良い食生活を心がける
・糖質を摂りすぎない
というような生活習慣の改善が欠かせません。

詳しくは生理前の不調、PMSを悪化させる要因とは?で解説しています。

心を落ち着かせるアロマとは?

アロマオイルを使ったリラックス方法もおすすめです。
アロマオイルにはたくさんの種類があり、中でもラベンダー、オレンジ、ゼラニウム、ネロリなどには心を落ち着かせる作用があるとされています。
自分のお気に入りの香りを見つけてみましょう!

無理をせずに心を落ち着けよう

生理前で情緒不安定な時には、無理は禁物です。自分が好きなことをして、気持ちを落ち着けてみましょう。

お家で、ゆっくりとくつろぎながら映画やドラマを見るのもいいですし、お気に入りのカフェに行ったり、何もせずにひとり静かに一日を過ごしたりするだけでも、心を静めることができます。

PMSで病院にかかる場合は?

生理前の情緒不安定がひどい場合は、婦人科を受診するのも一つの手です。
病院では低用量ピルや漢方薬、カウンセリングなどによる治療がありますので医師と相談してみましょう。生活改善などのアドバイスももらえるかもしれません。

PMSがひどく、毎月つらい状態であるならば、一度婦人科を受診し相談してみるといいかもしれませんね。

近しい存在の人には理解してもらおう

また、生理前の情緒不安定が現れた時に心配をかける可能性が高い家族やパートナーには、心の状態を理解してもらうことも大切です。不本意なトラブルや誤解を避け、思いやりや絆の力で笑顔を取り戻しましょう。

自分を大切にすることが、周囲の大切な人々を思いやることにつながります。症状が重く、日常生活に支障をきたしてしまう場合には、婦人科の受診を検討しましょう。我慢は禁物ですよ!

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執筆:上田 凡子

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