15.04.09  更新:16.12.15

生理前、生理中になると情緒不安定に!不安な気持ちの押さえ方とは?

3行でまとめると?
  • 突然の不安感は、月経前症候群の可能性も
  • 生理前の情緒不安定は、女性ホルモンの影響かも
  • 生理周期を把握して、自分をよく知ることが大切

意味もなく不安になったこと、ありませんか?

仕事中に突然「なんでこんなに働いているんだろう・・・」と涙が出てきたり、「一生結婚できないかも・・・」と急に将来を悲観したり、何気ない家族の言葉に怒りや悲しみが爆発し、暴言を口にしたことはありませんか?そして、時間が経過すると、何であんな気持ちになったのか理由さえ分からずにケロっとしていたり。そんな急激な気持ちの変化を感じたことはありませんか?

・突然、涙が出てくる
・大声で泣き出す
・いつもは平気なことに激怒してしまう
・将来が急に不安になる
・気持ちの浮き沈みが激しい

こんな激しい気持ちに振り回されると、周りはもちろん自分も疲弊してしまいますよね。

“ヒステリック”なんて言葉で片付かない、情緒不安定な気持ち

たまに訪れる、情緒不安定な状態は、周りの家族や同僚からしてみると「ちょっとヒステリックな人」で片づけられてしまうかもしれません。でも、そんな情緒不安定な気持ちが頻繁に訪れている人、またそんな状態に悩んでいる人も少なくありません。

ここでは美容ライターの上田さんに、たまに訪れる情緒不安定な気持ちの原因を伺いました。あなたの気持ちが少しでもラクになるヒントをご紹介できればと思います。

情緒不安定になる時、決まって生理前や生理中ではありませんか?

たまに訪れる情緒不安定な気持ち。そんな状態の時には、物事を前向きに捉えられず、感情に流される自分を嫌悪し、自分自身を認めてあげられず、さらに落ち込む結果になることも。そんなマイナス感情のループは不安を招き、「もしかしたら心の病気かも・・・」と感じるかもしれません。

もしそのような情緒不安な気持ちになるタイミングが、生理前だった場合は「PMS」と呼ばれる「月経前症候群」の症状かもしれません。生理前に起こる不調の一つに、情緒不安定になる症状があります。婦人科で相談すれば、漢方薬や薬が処方されることもある改善可能な症状のようです。症状について理解を深め、改善策を見つけましょう。

生理前の情緒不安定はなぜ起こるのか

なぜ、生理前にこのような心の変化が起きるのでしょうか。現在、明確な原因はわかっていませんが、生理期間に起こるホルモンバランスの乱れが要因の一つとされています。

女性の体は、生理周期に伴って、「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」という二つの女性ホルモンが妊娠や健康をサポートする働きをしています。この二つのホルモンは、その役割によってそれぞれ分泌が活発になる時期があり、バランスを変えます。それが生理における体の変化となり、あるいは心身に影響を与える不調となって出現することがあるようです。

特に、月経前に起こるさまざまな症状は、発生時期や周期性から、黄体ホルモンとの関係が深いと考えられています。また、ホルモンバランスは生活習慣の乱れやストレスからも乱れやすいものです。生理周期と心身の変化を把握し、生活習慣を見直すことが、対策になりそうですね。

生理周期を把握して、不安定な時期を乗り切ろう!

生理前の情緒不安定を改善するためには、心が不安・不安定になる原因が生理によるものと認識し、自覚すること。そして、自分の生理周期から、情緒不安定になりやすい時期を把握しておくことが大切です。「もうすぐ生理だから、不安定な時期になるかも・・・」と自覚することで、不安への抵抗力もつくと考えられます。

また、ストレスや睡眠不足など生活習慣の乱れからホルモンバランスを崩し、心身の不調を招くこともあるため、特にこの時期には意識して規則正しい生活を送りましょう。

生理前・生理中の情緒不安定の対処方法!

まずは、情緒不安定な自分に気づくこと

上田さんの解説にもあるように、イライラしたり、急に泣きたくなったり、鬱っぽくなったり。情緒不安定な状態になったら、まずはそんな自分に気づくことが大切。

そして「そういえばもうすぐ生理かも…」と、生理周期と照らし合わせて、不安定な気持ちがホルモンバランスによるものなのか、それともずっと続くものなのかを知るだけでも、情緒不安定な状態への対処の糸口が見つかります。

ホルモンバランスを整えて、不安定な精神を抑える

情緒不安定な状態が、生理前や生理中に現れるものならば、生理周期によるホルモンバランスの乱れが原因の可能性があります。PMS(月経前症候群)と呼ばれる症状の一つで、イライラや悲しみといった精神的な面だけでなく、腹痛や頭痛などの症状も含まれます。ホルモンバランスを整えて、生理期間中も快適に過ごせるようにしましょう。

低用量ピルでPMS(月経前症候群)の症状、情緒不安定な気持ちを整える

PMS(月経前症候群)の対処方法として、産婦人科や婦人科で処方されるものの一つに「低用量ピル」があります。低用量ピルには女性ホルモンが含まれており、ホルモンバランスを整えPMS(月経前症候群)の症状を軽減すると言われています。

生理前の情緒不安定がひどく、つらい状態であるならば、一度婦人科を受診をして相談してみるといいかもしれませんね。

生理前、生理中の情緒不安を抑える「ツボ」

ホルモンバランスを整える方法として、「ツボ」を押すという手もあります。ツボ押しによって、体の滞りを改善し、体の調子やホルモンバランスを整える方法です。

詳しくは、こちら「ツボでホルモンバランスを整えられる?ホルモンバランスが乱れている時に押したいツボ」でご紹介しているので、その中から一つご紹介します。

■ホルモンバランスを整えるツボ
関元(かんげん):おへそから指4本分下がった場所
ゆっくり押すことで、子宮や卵巣への血流を促し、下腹部を温める効果があります。

情緒不安定な気持ちを落ち着かせる、リラックス効果の高いアロマ

他にも、アロマオイルなど香りを使ったリラックス方法もおすすめです。アロマオイルには何百もの種類があって、それぞれ期待できる効果が異なるそうです。専門店などで相談して、あなたに合った香りを見つけてみてもいいかもしれませんね!

情緒不安定な時には、自分に合ったセルフコントロール法を

生理前や生理中の情緒不安定な時には、自分が好きなことをして、気持ちを落ち着けてみましょう。お家の中で、ゆっくりとくつろぎながら映画やドラマを見るのもいいですし、お気に入りのカフェにお茶をしに行くのもいいですね。

大切なのは不安定な気持ちを落ち着けることですから、何か特別なことをしなければならない、ということはありません。何もせずにぼーっとひとり静かに一日をすごすだけでも、忙しい毎日からいったん離れて、心を静めることができます。

生理前や生理中の情緒不安定をうまく落ち着かせる方法は、十人十色。自分に合ったセルフコントロール法を見つけて、つらい時でもうまく乗り越えられるようになればいいですね。

家族や彼氏などの近しい存在の人には理解してもらう、という方法も

情緒不安定な症状が現れたときに心配をかける可能性が高い家族やパートナーには、心の状態を理解してもらうことも大切です。不本意なトラブルや誤解を避け、思いやりや絆の力で笑顔を取り戻しましょう。

自分を大切にすることが、周囲の大切な人々を思いやることにつながります。自分なりの気分転換法を見つけて実行するのもいいかもしれません。しかし、症状が重く、日常生活や社会生活へ支障をきたしてしまう場合には、婦人科の受診を検討しましょう。我慢は禁物ですよ!

生理期間中の気持ちを上手にコントロールして快適に過ごそう

生理前~生理中のホルモンバランスの変化により、情緒不安定な気持ちになることが分かりました。意味もなく感情に振り回されるのではなく、生理周期をきちんと把握し、適切な対処をすることで、精神的な乱れを軽減することはできます。

女性の体にとって生理はとても大切なこと。そして、長く付き合っていく必要があることです。自分の体の不調や変化をそのままにせず、ホルモンバランスを整えて、生理期間中も快適に暮らせるようにしていきたいですね!

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執筆:上田 凡子

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