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ニキビにも種類がある?ニキビの種類とケア方法とは?

恥ずかしながら、長い間ニキビに悩まされています。小さいニキビだと思っていたのですが、いつの間にか赤く膿を持つものになってしまったものも。どこから手をつけてよいのかわからないほどです。どうしてニキビはこのように悪化していくのですか?綺麗に治す方法についても教えてください。

専門家からの回答
ニキビは進行過程により5つの種類が。自分のニキビの原因を除き、スキンケアも徹底しましょう。
3行でまとめると?
  • ニキビは進行過程で5つの種類に分けられる
  • ニキビの悪化状態によっては皮膚科でのケアが必要な場合も
  • ニキビの原因を取り除き、正しいスキンケア、適度な保湿で改善を

目次

ニキビには5つもの種類が!それぞれの傾向と対策とは?

ニキビというと、プクっと赤く盛り上がったものをイメージしやすいですが、実はそれだけではありません。ニキビの進行具合によって以下のように大別されることをご存知ですか?

・白ニキビ
・黒ニキビ
・赤ニキビ
・黄ニキビ
・ニキビ跡

ニキビは上記のように5つもの種類に分けられます。ニキビができるメカニズムから、それぞれどのような状態かを説明していきましょう。

炎症のないニキビとはどんなもの?

ニキビの中には症状を持つニキビと持たないニキビがあり、進行が進むにつれて炎症が悪化していきます。

症状の最も軽い「白ニキビ」

ニキビの中でも最も症状の軽い白ニキビ。さまざまな理由が絡み合い、皮膚の一番表面にある「角層」が厚くなり、皮脂が毛穴に詰まることで、白い隆起物となります。
これがいわゆる「白ニキビ」の状態で、医学的には「白色面皰(はくしょくめんぽう)」と言います。

白ニキビは炎症を持たないため、セルフケアで治すことも可能です。

白ニキビについてはこちらでもくわしく説明しています。
白ニキビは自力で改善できる?原因と治し方とは?

皮脂の酸化で黒くなった「黒ニキビ」

白ニキビの皮脂が酸化したり、ホコリなどのゴミが付着したりすることでニキビが黒く見える「黒ニキビ」。黒ニキビは「黒色面皰(こくしょくめんぽう)」と呼ばれ、炎症がまだ起こっていないという点では白ニキビと同じく初期段階のニキビの状態と言えます。

黒ニキビについてはこちらでもくわしく説明しています。
毛穴の黒ずみの正体?!「黒ニキビ」とは?

以上2タイプのニキビは、皮膚科で治療することも可能ですが、主な原因が毛穴の詰まりであるため、まずはスキンケアや生活習慣で改善してみましょう。

炎症を起こしてしまったニキビとは?

白ニキビや黒ニキビに、さらにアクネ菌などの菌が付着してしまうことがあります。すると、毛穴に溜まった皮脂をエサに、アクネ菌などの菌が増殖して炎症を起こしてしまうのです。
それが「赤ニキビ」と「黄ニキビ」というものです。

赤みの見られる「赤ニキビ」

「赤ニキビ」は、肌が炎症反応によって赤くなった状態です。炎症が小さい場合は自分自身の免疫反応によって自然に改善します。赤ニキビになってしまったら、なるべく刺激を与えず、早めに皮膚科での治療を開始することがポイントです。

ニキビの最終形態「黄ニキビ」

「赤ニキビ」の炎症がさらに進むと、次の「黄ニキビ」に発展してしまいます。
通常、ニキビの炎症反応によって集まってきた白血球の死骸や皮脂などがやがて膿となってしまうのですが、黄ニキビとはこうしてできた膿が黄色っぽく見えることからそう呼ばれるようになりました。

黄ニキビの場合は、周りの毛穴にも炎症が広がってしまっているケースが多く、放置すると「ニキビ跡」になりやすいため注意が必要です。治癒を目指すためには、塗り薬などによる治療だけでなく、生活のリズムを整えることも非常に重要です。

黄ニキビについてはこちらでもくわしく説明しています。
早急な処置が必要!ニキビの最終段階、黄ニキビの対処方法とは?

※「ニキビ跡」は医学的には「ニキビ痕」と表現しますが、
ここでは以下、一般的になじみの深い「ニキビ跡」という表記に統一いたします。

ニキビが治まっても跡が残る?!

さてニキビの5つの種類の最後の解説、「ニキビ跡」へと進んでいきましょう。

ニキビによる炎症が大きい場合、治るまでに時間がかかり、しかも跡として残ってしまうことがあります。こうしたいわゆる「ニキビ跡」には赤み、シミ、クレーターという3つの種類があります。

ニキビ跡になるとなかなか完治することが難しいのですが、日常のケアや皮膚科治療によって改善するケースも少なくありません。

ニキビはどう予防したらいいの?

ここまで、ニキビの進行過程による種類についてお話ししてきました。
それぞれのニキビは年齢による違いなどは大きく見られませんが、ニキビができる原因は年齢により少し違います。

年齢により異なるニキビの原因

思春期にできる「思春期ニキビ」の場合は、思春期特有のホルモンバランスの乱れ(性ホルモン、特にアンドロゲンの分泌が多くなること)によって皮脂の量が増えることが主な原因と言われています。

一方、「大人ニキビ」の場合は、不摂生な生活習慣など、さまざまな要素が合わさってホルモンバランスが乱れることによってできる場合がほとんどです。
ホルモンバランスはちょっとしたことでそのバランスが崩れてしまいます。例えば、ストレスや睡眠不足、偏った食生活、運動不足など。

ニキビを予防する場合には、まずは何が原因か考え、自分に合った予防方法を見つけられると良いでしょう。また、思春期ニキビであっても、大人ニキビであっても、ニキビ予防には正しいスキンケアが非常に大切です。適度な保湿で皮脂の排出をスムーズにし、ニキビを予防しましょう!
ニキビでお悩みの方は、一度スキンケアの根本的な見直しをしてみてくださいね。

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私がお答えしました

皮膚科医 小林智子
「ドクターレシピ」にて医師が監修するレシピを紹介。自身の経験を活かして、スキンケアをお手伝いいたします。

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