17.11.08 更新:18.03.23

Q

ニキビ跡は治せる?ニキビ跡の原因と改善方法とは?

できていたニキビがやっと治ったのですが、その後にニキビ跡が残ってしまいました。なかなか治らず困っています。ニキビ跡はどうしてできるのでしょうか?治し方も教えてください。

専門家からの回答
ニキビ跡はニキビが炎症し肌が傷ついてできます。ニキビ跡はピーリングや皮膚科治療で治しましょう。
3行でまとめると?
  • ニキビ跡は、炎症が毛穴をこえて周囲の組織まで広がることでできる
  • ニキビを初期段階で治すことでニキビ跡を防ぐことができる
  • ニキビ跡ができた時はピーリングケアや皮膚科受診を

目次

ニキビからニキビ跡になるまでの仕組みとは?

ニキビができると赤くなって目立つし、大きくなると痛くなることも…。
ニキビ跡となって残ることもニキビの厄介な点の一つですよね。特に、大人になってからできるニキビ跡は、若い時にできるニキビ跡と比較して治りづらくなるという特徴を持っています。

そもそも、ニキビがニキビ跡になるのはどうしてでしょうか?ニキビがニキビ跡になるまでの流れを見てみましょう!

詰まった毛穴にアクネ菌が繁殖して赤ニキビに

ニキビは、溜まった皮脂が毛穴に詰まることでできます。

肌の乾燥などにより、皮膚の表面にある角質が厚くなって毛穴が塞がると、毛穴の中に皮脂が溜まりやすくなります。そうして、溜まった皮脂が毛穴に詰まることで、ニキビの元となるアクネ菌が繁殖していくのです。

アクネ菌は皮脂を好み空気を嫌う特徴があるため、詰まった毛穴はアクネ菌にとって繁殖するための格好の場所というわけですね。

赤ニキビは放っておくと黄ニキビに

アクネ菌が繁殖した後、アクネ菌を除去しようと白血球が集まります。両者が戦うと肌は炎症を起こし、これが赤ニキビとなります。

赤ニキビをそのままにしておくと、アクネ菌と白血球の死骸が膿となり、ぽつっと膿を持った黄ニキビへと発展していくことになります。

ダメージを受けた肌組織がニキビ跡に

ニキビの膿は自然と外に排出されたり吸収され、炎症は治まっていきます。しかし、白血球の残骸やニキビの炎症が周囲の肌組織に広まっていると、ダメージを受けた肌がニキビ跡となり残ってしまうのです。

これがニキビ跡のできるメカニズムというわけです。

ニキビ跡に種類?その特徴とは?

ニキビ跡には大きく3つの種類があり、どのタイプのニキビ跡になるかは肌質や炎症の程度によって個人差があります。ここでは3つのニキビ跡の種類の特徴についてお話しします。

赤みのあるニキビ跡

最も多いニキビ跡は、赤みだけが残るタイプです。このニビキ跡の赤みは、炎症が起こった時に、毛細血管が一時的に増えることによってできます。ニキビの炎症が治まっても、しばらく血管が残るために赤く残るのです。

赤みが残るニキビ跡は、徐々に薄くなることもありますが、人によっては何年も消えない場合も少なくありません。

シミが残るニキビ跡

次に多いニキビ跡は、シミのように紫色や茶色の色素沈着が残るタイプです。赤みのあるニキビ跡に続いてできることもあります。

ニキビが炎症した後の色素沈着は、月日とともに薄くなりますが、長く残ってしまうこともあります。

凹凸が残るニキビ跡

次に、凸凹が残るタイプ。凸凹が残るタイプは更に二つに分けられ、それぞれセルフケアで改善するのが難しいとされています。

まず一つは、クレーター状に皮膚が陥没した状態になるニキビ跡です。炎症が強かったニキビ部分の皮膚が、一部欠損してしまうことでできます。

もう一つは、ニキビ跡が盛り上がる状態になるニキビ跡です。このような状態を肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と言い、重い症状の場合はできたニキビよりも大きく盛り上がり、痒みも伴うケロイドになることがあります。

これらのニキビ跡ができる理由は、膠原繊維(こうげんせんい)という皮膚の下にある組織が増えてしまうことが原因です。

ニキビ跡を改善するにはどうしたらいい?

ここまで、ニキビ跡の種類や特徴についてお話してきました。では、これらのニキビ跡に合わせた改善方法にはどのようなものがあるのでしょうか?ニキビ跡の改善方法についてご紹介したいと思います。

赤みが残る・色素沈着のニキビ跡には

[ 1 ]適度なピーリング
赤みが残るニキビ跡や色素沈着のニキビ跡は、徐々に良くなりますが、少しでも早く改善したい場合は、ピーリングで肌の再生を促すといいでしょう。

ピーリングというと怖いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ミルクやジェルタイプのピーリング剤などは比較的肌への刺激を抑えやすいかもしれません。始めは週1回程度で行うと良いでしょう。ドラッグストアや化粧品売り場で購入することができますよ。

[ 2 ]保湿ケアや紫外線ケア
また、日常生活で気をつけたいのが、保湿と紫外線対策です。肌が乾燥すると肌の代謝(ターンオーバー)が落ちやすくなり、ニキビ跡が治りづらくなります。

更に、紫外線はメラニン色素を発生させるため、肌が弱っているニキビ跡部分に当たると濃くなったり、消えづらくなるので注意が必要です。

クレーター状のニキビ跡には

クレーター状のニキビ跡のうち、陥没が浅いものであれば、やはりピーリングが有効です。ピーリングでコラーゲンが作られるとニキビの陥没が目立ちにくくなります。

ただし、使用目安に合わない使い方をすると余計に肌を痛めてしまう場合があるため、注意が必要です。

ニキビ跡が深いものには、レーザー治療が必要になってきます。レーザーにも種類があるので、美容皮膚科などで相談するといいでしょう。

盛り上がったニキビ跡には

盛り上がったタイプのニキビ跡も、皮膚科での療が必要です。ステロイド剤の塗り薬・貼り薬・注射や、瘢痕(はんこん)に効く飲み薬などがあります。医師に相談しましょう。

ニキビの予防も大切

ニキビ跡の治療も大切ですが、ニキビができないように予防することも大切です。ニキビ跡ばかり気にしていても、ニキビができる原因があってはニキビ跡を治して…ニキビ跡ができて…といつまでも追いかけっこになってしまいます。

まずはストレスや不規則な生活習慣がないか生活を見直し、不規則な生活習慣がある場合には改善してニキビを予防しましょう。

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私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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