17.10.18  更新:17.12.07

Q

ニキビを潰してしまった時、化粧をしても大丈夫?

ニキビの上から化粧をしていたら、ニキビが潰れてしまいました。化粧品はあまり肌にいい印象がありませんが、潰れたニキビの上からでも化粧をして大丈夫でしょうか?潰れたニキビがある時の化粧方法について教えてください。

専門家からの回答
まだ乾いていない傷口を避けて化粧をすれば大丈夫です。油分の少ない化粧品を選びましょう。
3行でまとめると?
  • ニキビが潰れてしまった時は、きれいに洗ってから保湿ケアをする
  • ニキビが潰れたばかりの傷口は避け、傷口が乾いていればやさしく塗る
  • ニキビがある場合、油分の少ない化粧品を選んで化粧する

化粧はニキビに悪影響…ではない?

ニキビがあってもなくても、化粧は肌に悪いと考えている方は多いでしょう。
特にニキビがある時は、「ニキビを隠したいけど化粧をすると悪化してしまうのでは…?」というジレンマがあるのではないでしょうか。

思春期の頃にできるニキビは遺伝的な脂性肌が原因でできやすくなり、化粧をすると悪化することがあります。

しかし、大人のニキビの場合は脂性肌だからニキビができやすくなるわけではなく、
・ストレスや環境の変化
・不規則な生活習慣からくるホルモンバランスの不調
などが複雑に関与して皮膚の代謝・免疫力を低下させることでニキビをできやすくしています。

つまり、化粧がニキビを悪化させているということは少なく、化粧はニキビに悪いものであるとはいえません。

化粧には外的刺激から肌を守る役割も
悪いどころか、化粧はニキビをカバーするだけでなく、紫外線防御になったり排気ガスや花粉などの大気中の有害物質・外的な刺激から肌を守ってくれたりする役割もあります。

化粧をしないより、むしろ肌を美しく保つのに役立つので化粧をした方がよく、化粧が肌にとって悪者というのは大きな誤解です。

ニキビが潰れてしまった時の化粧方法とは?

化粧はニキビに悪影響ではないとお話ししましたが、とは言っても何をしても悪影響がないわけではありません。ニキビができているとついつい手で触れてしまいがちですが、できるだけ自分では触ったり潰したりしない方が安心です。手で触れることでニキビが余計に腫れてしまい悪化してしまうことがあるからです。

ただし、大きくなったニキビや膿をもったニキビは、洗顔していると自然に潰れてしまうこともあるでしょう。夜であればケアをして様子をみればいいですが、朝は仕事があるとメイクしなければいけないこともありますよね。そんな時にはどんなことに注意してメイクすればいいのかご紹介します。

使う製品は清潔に保ち、正しい使い方を
「メイク自体が肌にとって汚れになることはない」ということがわかりました。しかし、メイクと汗や皮脂、垢(角質)や大気の物質が混ざりあうと肌の汚れとなってしまいます。
・メイクを長時間落とさない
・汚れたブラシやパフを使っている
という方は注意が必要です。
使う製品や使い方に注意し、使用量は最小限にとどめるようにしましょう。

化粧品の選び方
潰れたニキビに化粧をする場合は、油分の多いオイルゲルタイプやリキッドタイプのファンデーションは避けて、日焼け止めになる油分の少ないパウダーファンデーションを使うのが最適です。

カバー力を求める場合はコンシーラーをのせるぐらいにしましょう。コンシーラーはリキッド状の物よりも、スティック状など硬めの製剤の方が少量でカバー力があるのでおすすめです。

また、「ノンコメドジェニック」というアクネ菌の栄養にならない油分で作られた商品もいいでしょう。

ニキビがある時の化粧方法
潰れたばかりのニキビの傷口は、できるだけ傷口を避けて赤みの部分だけを隠すように綿棒などで塗るようにしましょう。傷口が乾いていれば上から化粧をしても大丈夫です。

ただし、化粧をする時は化粧品を肌の上でこすり伸ばすような動作はしないようにしてください。肌をこするとニキビに摩擦刺激になり、ニキビが腫れて悪化することがあります。

化粧水や乳液などの基礎化粧品は手のひらで包むように、ファンデーションやコンシーラーなどの化粧品は肌に置くように、やさしく塗るように心がけましょう。

また、ニキビがある時はファンデーションなどを厚塗りするのではなく、ニキビの赤みを和らげるグリーンのコントロールカラーを使用したり、口紅やアイメイクなどのポイントメイクで濃い色を使って他のパーツを引き立たせたりして、ニキビから視線をそらせるのもいいでしょう。

潰してしまったニキビのケア方法とは?

ニキビを意図的に潰したわけでなくても、いつの間にかニキビが潰れてしまう場合もありますよね。自然に潰れてしまったニキビは、これ以上悪化させないためにニキビの部分を清潔にしましょう。

ぬるま湯で泡洗顔
まずは傷口をきれいにするために洗顔をしましょう。洗顔は人肌程度のぬるま湯(36度前後)で洗います。ニキビができている箇所は泡でやさしく洗うようにするとニキビへの刺激を抑えることができます。

また、ニキビに消毒をする方がいらっしゃいますが、その必要はありません。消毒薬は手術前など病院で使用することがありますが、近年はほとんど使わなくなりました。傷があるところに消毒薬を使うと傷口を荒らしてニキビの治りを妨げることがあるからです。洗顔でも菌や膿は十分取り除けているので、消毒は不要ですよ。

保湿効果の高い化粧品を
洗顔後は保湿が大切です。ニキビができている肌は水分を保持する機能が低下しています。肌が乾燥していると代謝が落ちてニキビの治りが悪く、またニキビ跡ができやすくなります。できるだけ保湿機能のある化粧水や乳液等を使って保湿をしましょう。

化粧品が肌にしみる場合は使用を控え、低刺激性の化粧水を使うようにしてください。

塗布薬は保湿後に
皮膚科でニキビ用に処方されている塗り薬があれば、保湿後に使います。

ニキビが潰れてしまった時にはニキビへの影響が少ない製品を選び、化粧をする時は肌への刺激を控えることでニキビ跡が残らないようにしましょう!

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私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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