17.09.29 更新:18.03.06

Q

アゴのニキビは何が原因?アゴニキビにおすすめの漢方とは?

アゴにニキビができてしまいました。アゴにできるニキビは何が原因でしょうか?また、ニキビには漢方での改善が有効と聞き、漢方薬を試してみたいと思っています。アゴのニキビに有効な漢方についても教えてください。

専門家からの回答
要因や症状に合わせて加味逍遥散(かみしょうようさん)や桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)がおすすめです。
3行でまとめると?
  • ストレスや便秘もアゴニキビの原因に
  • 漢方では体内からニキビの原因を探る
  • アゴには生殖器系やホルモン系のトラブルが出やすい

ニキビの漢方治療とは?

10代でできるニキビは男性ホルモンによる思春期特有のものが多く、「青春のシンボル」とも呼ばれているように、時期が来ればたいていおさまるものです。

しかし、20代や30代になって発生するニキビは、10代の頃とは性質が異なるので、治療法も変えなければなりません。

症状や体質に合わせて処方
漢方では、ニキビの性質だけでなく、ニキビができる原因を一人ひとり探り、その人に合った対処法を探ります。

また、ニキビができる場所や色、状態などからも詳しく分析し、食生活やストレスなど自分の内側からの要因がないかも考えます。

内側から根本改善
アゴなど顔にできるニキビは人目に触れる場所なので、ついついかきむしったり、お化粧で抑えたりなど、その場しのぎになりやすいものです。 しかし、ニキビを乱暴に扱うとニキビ跡が残ったり、シミの原因になったりするので、根本から治す漢方ケアが有効です。

中医学からみたニキビとは?

10代のニキビは顔全体にできることが多いのですが、大人のニキビは額や頬だけ、アゴだけなど、ある一定の箇所にできることが少なくありません。

ニキビには臓腑が関係
中医学では、ニキビのできる部位と関連する臓腑があると考えます。例えば以下のような関係です。

おでこや鼻…肺
口の周り…消化機能系
アゴ…腎
頬の外側やこめかみ…肝

中医学で言う「腎」とは、西洋医学で言う腎臓の働きだけでなく、ヒトの成長・発育・老化をつかさどる場所でもあり、生殖器系やホルモン系にも深くかかわっています。

また、中医学で言う「肝」は肝臓だけでなく、血液をストックして気や血の流れをコントロールするなど、自律神経系にも深い関連があります。

アゴのニキビ改善に効果的な漢方とは?

アゴにニキビができるのは、腎と関連性のある生殖器系やホルモン系、つまり、生理周期や婦人病、過労などの影響で起こることが多いとされます。

下記の症状にはそれぞれ以下の漢方が有効とされています。

生理前に乳房や胸脇が張る、イライラしやすい
…加味逍遥散(かみしょうようさん)

ニキビの色が赤紫っぽい、顔色がくすむ、生理痛がひどい
…桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

皮膚が脂っぽい、ニキビの赤みや熱感が強い
…竜胆寫肝湯(りゅうたんしゃかんとう)

コロコロ便でカサカサ肌など体に必要な水分や血が不足し、その結果ほてりや熱感を感じる
…温清飲(うんせいいん)

また、常習的な便秘で、体力がある場合は桃核承気湯(とうかくじょうきとう)もよいでしょう。血行の流れをスムーズにし、余分な熱を冷まします。

経血にレバーのような塊ができたり、冷えのぼせがあるようなタイプにおすすめです。

自分の体質やニキビの症状に合わせた漢方で、きれいなお肌を目指しましょう!

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私がお答えしました

漢方&薬膳アドバイザー 杏仁美友
国際中医師、中医薬膳師。女性が美しく、快適に過ごすためのヒントを漢方の視点からご紹介いたします。

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