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背中にニキビができた時の洗浄料の選び方とは?

背中のニキビを治したいです。背中をかいていたら、ポツポツするものが…鏡で見たら、ニキビができていて驚きました。背中にニキビがある時の洗浄料はどんなものがいいのか教えてください。

専門家からの回答
ニキビに有効な成分が入った固形石けんがおすすめ。洗い方なども見直しましょう。
3行でまとめると?
  • 背中ニキビは自覚症状がないことが多く、進行して跡になりやすい
  • 背中ニキビの洗浄はニキビに有効な成分が入った固形石けんを
  • よく泡立ててやさしく洗い、その後の保湿ケアも怠らない

背中ニキビの特徴とは?

薄着になる夏や、水着やドレスを着る機会に、友人から指摘されて初めて背中のニキビに気づいたという経験のある方はいらっしゃいませんか?

背中は自分では見えにくいだけに無防備になりやすい部分です。

背中はニキビができやすい部位のひとつ
ニキビは時にかゆくなったり、痛みが出たりすることもあります。
しかし、基本的には自覚症状がないため、自分では見えにくい背中は知らないうちにニキビが進行していることも少なくありません。

ニキビは、顔だけにできるものと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。ニキビは皮脂の多い部分の毛穴が詰まり、皮脂を好むアクネ菌が繁殖してできるので、皮脂の多い場所であればニキビができやすくなります。

顔以外では背中や胸の真ん中が皮脂の多い部分にあたります。背中の場合、中央上部に皮脂が多く、ニキビができやすいです。

背中ニキビは治りにくい
また、背中は顔の皮膚に比べると代謝が遅いために一度ニキビができてしまうと治りづらく、跡になってしまうと消えづらいのが特徴です。

原因がさまざまな背中ニキビ
背中ニキビの原因は、基本的には顔ニキビと同じです。
・食事や睡眠などの日常生活
・ストレスといった精神的な要素
・腸内環境
・外的な刺激
・遺伝的要因

背中ニキビができた時はどんな洗浄料を選べばいい?

皮膚を清潔に保つために洗浄料を使って背中を洗うことは大切ですが、どんな洗浄料を選べばいいか迷ってしまいますよね。

洗浄料の種類

洗浄料は、固形石けんと、液状のものの2つのタイプが一般的です。

固形石けん…主に、ヤシ油やパーム油などの油脂にアルカリ剤を作用させて作られています。
液状のソープ…界面活性剤を主体に作られています。

界面活性剤とは、水と油を結びつけて洗浄力をだす物質で、安価で洗浄力が強いのが特徴です。現代では、その簡便さからポンプから出るような液状のボディーソープが普及しています。しかし、簡単に扱えることから量を使いすぎたり、泡立てずにそのまま使ってしまったりすることで、肌には刺激になりやすい製剤と言えます。

洗浄料の選び方

固形石けんがおすすめ
洗浄力の強い液状のボディーソープは肌に必要な肌の保湿成分や脂質なども過剰に除去してしまうことがあり、角質の水分保湿機能やバリア機能を低下させてしまうことがあります。肌のトラブルを招きやすくなるので、使用には注意しなければなりません。

ニキビがある肌には刺激の少ない固形石けんの使用をおすすめします。また、ニキビ肌用のボディーソープも販売されているのでそういった商品を試してみるのもいいかもしれません。

ニキビに有効な成分を含むものを
背中ニキビがある時は、ニキビに有効な成分を含んだ固形石けんがいいでしょう。

ニキビに効果があると言われる成分としては、以下があります。
トリクロサン…抗菌作用
グリコール酸やサリチル酸…毛穴の閉塞を取り除くピーリング作用
グリチルリチン酸類…抗炎症効果

背中ニキビがある時の洗い方とケア方法とは?

背中の洗い方

手順
1.まずは背中をシャワーで十分に水洗いする
2.適量の洗浄料を手のひらに取って空気を巻き込むようにしてよく泡立てる
泡立てが十分でないと汚れが落ちにくい上、手の摩擦によりニキビに物理的な刺激が加わります。これらはニキビの悪化を招きますので注意しましょう。泡立てがうまく行えない場合は、泡立てネットを使うとうまく泡立ちます。
3.手で洗う
洗う時に直接肌にスポンジやナイロンタオル等を使用することはやめましょう。
刺激になってニキビに悪影響を及ぼすだけでなく、摩擦で色素沈着することがあります。

体を洗う時は手で洗うのがいいですが、背中に手がどうしても届かない時は綿素材のタオルを使ってできるだけやさしく洗いましょう。

洗う順番
洗う順番は、先にシャンプー・リンスで頭を洗った後に、背中を洗うようにしましょう。
シャンプーを後にすると背中にシャンプーの成分が残り、肌に刺激になることがあります。

背中のスキンケア

保湿
そして背中を洗った後は、しっかり保湿してあげましょう。保湿されている肌はバリア機能が働きやすいため、ニキビができにくくなるとともに肌の代謝もよくなり、ニキビ跡も治りやすくなります。

紫外線ケア
また海やプールで背中を露出する時は、日焼け止めをしっかり塗って紫外線ケアをしましょう。紫外線は肌の免疫力を下げて乾燥させるため、ニキビには大敵です。

背中ニキビはできると治りにくいですから、できる前からスキンケアを怠らないようにしましょう。万が一できてしまった時には、生活習慣や背中に触れるものを見直してみることで緩和できるかもしれません。綺麗な背中を目指しましょう!

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私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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