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マスクをするとニキビが増える?原因とマスクの選び方

職業柄よくマスクをつけているのですが、最近頬のニキビが気になっています。頬にあるニキビがマスクにあたっているのを感じるので、ニキビが大きくならないか心配です。頬にニキビがあるときにマスクをつけても大丈夫なのでしょうか?

専門家からの回答
皮膚科医 梅田さやか
マスクがニキビに影響することも。日ごとに取り換え、素材が肌に合っているかチェックしましょう。
3行でまとめると?
  • ニキビの原因は複雑だが、外的刺激が原因になることもある
  • マスクの蒸れやこすれがニキビを悪化させることがある
  • マスクは自分に合う素材で1日に1回は交換する

マスクがニキビに与える影響は?

マスクをした女性

マスクは、風邪の予防だけでなく、花粉症の予防、メイクをしていない日の顔隠しなど、マスクを着用する人は多く、一年を通してマスク姿の人を見かけるようになりました。
仕事柄、勤務中はマスクをずっと着用しなくてはならないという人も多いことでしょう。

風邪や花粉症の予防に役立つマスクですが、ニキビができている人にとっては、マスクがニキビに影響しないかどうか気になるところでしょう。

刺激によりニキビが増えることも

ニキビは、毛穴に皮脂が詰まり、炎症を起こすことで発症します。つまり、皮脂の分泌が過剰になると皮脂が毛穴に詰まりやすく、ニキビができやすくなってしまいます。

皮脂が過剰になる要因としてはホルモンバランスの乱れ(内的要因)と外的要因があり、マスクを着用することによる肌への刺激は外的要因として挙げられます。

そのほか、以下のようなことも外的刺激となります。

  • ・前髪の毛先の刺激
  • ・整髪料
  • ・寝具の枕や布団

マスクをつける口周りは、もともとニキビができやすい部位。マスクを着用すると、刺激を受けてニキビができやすくなったり、今あるニキビをさらに悪化させてしまう可能性があるのです。

マスクの中で雑菌が増殖

マスクをつけていると、マスクが湿ってくる感覚になりますよね。自分の吐く息や汗によって、マスクの中は湿度が高くなっています。

ニキビに関係する菌は湿度で蒸れたマスクの中では、増殖しやすく、雑菌の温床に。
長時間のマスク着用は避けた方がよさそうですね。

紫外線や花粉をカットする効果も

ここまで、マスクがニキビに及ぼす注意点についてお話ししてきましたが、マスクを着用することによるメリットもたくさんあります!

まず、ほこりやチリが肌へ付着するのを防ぐことができます。ほこりやチリ、大気汚染や花粉という外的刺激を寄せ付けないようにすることで、ニキビの炎症の悪化を防ぐことができます。

さらに、紫外線から肌を守ることで肌の回復力やバリア機能を高めることも可能になります。

このように、マスクにはニキビにとっての短所と長所が共存しているのです。

ニキビができててもマスクと上手に付き合うには?

ニキビができないように、またニキビを悪化させないように配慮しながら、マスクを着用したいものですね。まず、マスクを着用する際は、以下の点に気をつけましょう。

スキンケアをする女性

[ 1 ] 1日1回マスクを変える

マスクの中は雑菌が繁殖しています。また、マスクは肌に触れるとメイクや皮脂で少しずつ汚れていきます。同じマスクを使い続けずに、マスクは1日1回、取り替えるようにしましょう!
1日中マスクを使用する人は午前と午後を分けるなどして、1日2回つけかえるようにすることをおすすめします。

もちろん、1日数回こまめにマスクをとりかえるのも、雑菌を繁殖させないよい方法です。

[ 2 ] マスクを外す時間を作る

丸一日マスクをし続けるのは、肌への負担が大きくなってしまいます。通勤中やオフィスでマスクをずっとつけている人は、家に戻ったらマスクを外し、肌を優しくケアする時間を作りましょう。外出時以外は、肌を休ませることが大切です。

[ 3 ] マスクが当たる肌の保湿をたっぷりと

家に戻ったらマスクを取り、まず洗顔を行いましょう。
マスクによって汗や皮脂、雑菌が肌に付着していますから、洗顔して肌を清潔に保ちましょう。ニキビ用の洗顔料を十分に泡立てて洗顔し、その後、ぬるま湯で洗い流します。

洗顔後は肌が乾燥しないように、化粧水、美容液、保湿クリームでしっかり肌を保湿しましょう。特にニキビがある部位には、保湿をたっぷりと。

肌が乾燥すると、角質が硬くなり、皮脂が過剰に分泌されて、ニキビができやすくなります。ニキビのないうるおい肌になるために、肌を清潔に保ち、保湿を充分に行い、肌のバリア機能を高めていきましょう。

肌への影響が少ないマスクとは?

近頃は色付きのマスクも登場し、ファッション感覚で身につける人も増えているのではないでしょうか?種類も豊富になってきたマスクですが、肌への負担が少ないマスクとはどんなマスクなのでしょうか?

マスクを選ぶ女性

マスクは綿と不織布の2タイプ

マスクの素材を大まかに分けると、綿と不織布に分かれます。

  • ・不織布のマスク…表面は凹凸が大きいため、肌やニキビに刺激を与えがちです。
  • ・綿のマスク…肌への刺激は少ないですが、厚手のため蒸れやすい特徴があります。

どちらも一長一短がありますが、不織布で肌触りがよいもの、あるいは薄手の綿マスクがおすすめです。

サイズに気を使う

マスクのサイズ選びには注意が必要です。サイズはメーカーによってさまざま。小さなサイズを選ぶと、ゴムの締め付けがきつく痛くなったり、頬にマスクが当たり肌への摩擦と刺激が大きくなってしまったり…ニキビを悪化させることになりかねません。

また、サイズが大きすぎるとマスクが顔の上で動いてしまうために、肌を摩擦し、刺激を与えてしまいます。

大きすぎず、小さすぎないマスクがベストです。マスクを何種類か試して、自分の顔に合ったサイズを選ぶようにしましょう。

立体型マスクは摩擦が起きずらい

ニキビが炎症を起こしているときのマスクは要注意です。肌との摩擦が起きにくい立体型のマスクを選び、マスクがニキビに触れないようにしてください。
なお、不織布の立体型マスクは毛羽立ちにくい上に、通気性がよいというメリットがあります。

肌質は人それぞれなので、肌が弱くて素材が合わない人もいます。何回かトライしながら、自分の肌に合った素材のマスクを探すようにしていきましょう。

マスクの選び方、マスクとの付き合い方次第で、ニキビの増加や悪化を防ぐことができます。マスクをしているときは、自分の肌の状態をチェックしながら、どのマスクが自分の肌に合っているかを見極めながら、上手にマスクと付き合っていきましょう!

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私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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