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治りにくい首のニキビはなぜできる?

ここ最近、顔のニキビに加えて首にまでニキビができます。首がベタついている感覚はないのですが、なぜ首にもニキビができるのでしょうか?首のニキビを改善するにはどうしたらいいのか教えてください。

専門家からの回答
首のニキビはホルモンバランスの乱れが原因かもしれません。睡眠時間などの生活習慣を見直しましょう。
3行でまとめると?
  • 首は大人ニキビの好発部位の一つ
  • 首のニキビの原因は生活習慣の乱れによる肌のターンオーバーの乱れ
  • 首のニキビの改善には生活習慣の見直しと保湿、紫外線予防

首のニキビは大人ニキビの一種

ニキビと聞くと、顔にできたニキビを想像する方が多いと思いますが、ニキビができる場所は顔だけとは限りません。

大人ニキビの場合は、首にもしばしばニキビがみられます。
首のニキビも、顔にできるニキビの原因と同じく、はじめは面皰(めんぽう)という毛穴のつまりができ、ここにアクネ菌が増殖して炎症を起こし、赤く腫れた「赤ニキビ」となります。

赤ニキビが膿んで表面に膿が出てくることもありますが、皮脂の詰まりが奥の方にあると、炎症が進んでもはっきり芯が見えず、しこりのようなニキビになることがあります。
首は顔より皮膚が厚いために、このような奥まったニキビができやすい場所なのです。

首ニキビの原因とは?

首のニキビは大人ニキビの一種です。
大人のニキビは、ストレスや生活習慣によるホルモンバランスの乱れが原因となり、皮膚のターンオーバーが遅れることによってできます。睡眠不足や食生活の偏り、ストレスには注意が必要です。

大人ニキビに似た粉瘤とは?
また、首に大きなニキビらしきものができたとき、注意しなくてはならないのが粉瘤(ふんりゅう)。ニキビと粉瘤の鑑別が必要です。

粉瘤とは中に角質がつまった、皮膚の良性腫瘍です。粉瘤の場合も炎症で痛く、しこりニキビと判断が難しいことがあります。

粉瘤の炎症が起こると自然に治ることは少ないので、抗生剤の内服や膿を出す処置が必要になり、ニキビに対する治療とは少し変わってきます。なかなか自分で判断できないので、腫れがひどい場合は皮膚科で診察を受けるといいでしょう。

首ニキビの対策は?

首のニキビを治すには、生活習慣の見直しが必要です。
睡眠時間をしっかり確保したりバランスの取れた食生活に気をつけることで、ホルモンバランスを整えましょう。

決まった時間に良質な睡眠を
特に良質な睡眠は大切です。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、皮膚のターンオーバーを促したり、免疫機能を高めてくれる効果があります。

また、睡眠が不足すると自律神経の中でも興奮した時に活発になる「交感神経」が優位に働きます。交感神経が優位になると、男性ホルモンの分泌が高まり皮脂の分泌を増加させ、ニキビをできやすくします。

自律神経を整えるためには、毎日できるだけ決まった時間に、1日7時間以上の睡眠をとるようにしましょう。

ビタミンA・B・C・Eを摂る
食事では、肌のターンオーバーにビタミンA、皮脂の分泌コントロールにビタミンB群、ニキビのダメージにはビタミンC、Eが効果的です。

首まで保湿や紫外線対策を
また、顔は保湿したり、日焼け止めを塗ったりと毎日気にしている場所ですが、首はお手入れがおろそかになりやすい部位です。乾燥や紫外線は肌のターンオーバーを乱し、毛穴をつまりやすくさせるので、首にも化粧水や乳液などでしっかり保湿し、首の紫外線対策も怠らないようにしましょう。

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私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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