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睡眠不足のせい?大人ニキビを防ぐための快眠のコツとは?

ここのところ仕事が忙しく、睡眠時間を十分に確保できていません。すると、顔に大人ニキビが…。睡眠不足って、やっぱり大人ニキビの原因になるのでしょうか?

専門家からの回答
睡眠は肌の健康に大切です。大人ニキビの改善には、睡眠不足の解消が欠かせません。
3行でまとめると?
  • 睡眠不足は大人ニキビの原因となることがある
  • 肌の再生能力の低下、自律神経の乱れ、免疫力の低下が大人ニキビを招く
  • 快眠で大人ニキビを撃退するコツとは?

夜更かしは万病のもと、そして大人ニキビのもと!

「生活の中で肌に一番大切なことは何か」と聞かれれば、それは間違いなく睡眠です。食事や運動も大切ですが、寝ている間に体はダメージを修復し、新しい細胞を作りだしているため、眠りは美肌のためにも必要不可欠なものです。医学的にも、睡眠不足は生活習慣病(高血圧や糖尿病など)のリスクを高めることが分かっています。体全般に悪いことは肌にとっても例外ではないのです。睡眠不足の生活を見直して、大人ニキビのできにくい肌を目指しましょう。

睡眠不足がなぜ大人ニキビに影響するの?

肌は睡眠中に分泌される成長ホルモンによって再生されます。睡眠不足になると、細胞分裂や修復が進まずに肌の機能が低下して、古い角質が厚くたまります(ターンオーバーの乱れ)。その結果毛穴がつまりやすくなり、大人ニキビを招いてしまうのです。

また、睡眠不足になると心身ともに緊張状態となり、交感神経といわれる自律神経が優位に働きます。この交感神経は男性ホルモンの分泌を促して皮脂の分泌を増加させ、大人ニキビのできやすい肌をつくってしまうのです。

さらに、睡眠中はウイルスや細菌から体を守る免疫機能が最も働く時間でもあります。睡眠不足で免疫機能が低下すると、肌は大人ニキビの原因であるアクネ菌がより繁殖しやすい状態になると考えられます。

質のよい睡眠で大人ニキビのない肌を目指しましょう

「睡眠不足にならないように」とはいっても、ただたっぷり眠ればいいというわけではありません。大人ニキビを防ぐには、質のよい睡眠をとることが大切です。入眠して3時間が成長ホルモン分泌のピークとされているので、この時間にしっかりと熟睡することが、大人ニキビの改善には大切です。

食べた物が胃で消化されるのにかかる時間は3時間といわれています。内臓が活動していると深い睡眠は得られません。食事は睡眠の3時間前までには済ませるといいでしょう。また、人は体温が低下してきたときに眠気を感じやすくなるので、入浴は睡眠の1時間前までに終えるようにしましょう。

テレビや携帯の画面を凝視していると、交感神経が刺激され体が緊張状態となります。副交感神経を優位にして体をリラックスさせるためには、電子機器の使用は寝る30分前までに終えて、睡眠環境を整えましょう。ライトを暗めにしてアロマオイルを焚いたり、リラックス効果のある音楽をかけるとさらによいかもしれません。

睡眠時間を7時間前後確保するのが、生活習慣病のリスクを一番少なくすることが分かっています。肌のためにも、日付の変わる前から7時間以上の睡眠をとるとよいでしょう。快眠で体の調子を整えて、大人ニキビとは無縁のツル肌を目指しましょう!

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私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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