15.04.09 更新:19.02.27

Q

ニキビって潰していいの?種類によって変わる対処法って?

鼻や頬にできる、赤くてかゆみのあるニキビがどうしても気になります。ついつい潰してしまうのですが、これってやっぱりよくないですか?ニキビのケア方法について教えてください。

専門家からの回答
産婦人科医 清水なほみ
ニキビに刺激を与える・潰すことは避けましょう。潰す場合は皮膚科を受診がおすすめです。
3行でまとめると?
  • 基本的に自分で潰すのはNG。なるべく皮膚科に受診
  • どうしても潰したい場合は、なるべく患部を清潔に
  • 潰してしまったあとも正しいケアで肌トラブルを回避しよう

目次

ニキビって潰してよいものなの?

鏡を見つめる女性

気付けばポツッとできてしまっているニキビ。気になってついつい潰してしまいがちですが、その対処法、実はニキビを悪化させる原因になっているかもしれません。ニキビを潰すことでどんな影響がでるのか、正しい治療方法なども交えてご紹介していきます。

自分で潰すのは極力NG!

基本的にニキビはできるだけ触ったりせず、また自分で潰したりしない方が安全です。潰したい場合は皮膚科で処置・治療をしてもらうとよいでしょう。

潰れたニキビを放っておくと治りにくいだけでなく、ニキビ跡の原因にもなってしまいます。ここでいうニキビ跡とはニキビを潰したあとの赤みのことではなく、色素沈着を起こして皮膚が茶色っぽくなってしまう状態のことです。後々まで残る肌トラブルなので、このような状態は避けたいですよね?

ニキビを潰すこと自体は、実は悪いことではありません。
ニキビには進行過程がありますが、進行する前に除去することができていれば、無用な肌トラブルを回避することにもつながります。ただ、医師ではない素人が適当にニキビを潰してしまうと、そこに細菌が入り込んでニキビが悪化してしまったり、潰した場所にしこりができて固くなってしまったりなど、さまざまな悪影響を及ぼしやすくなるのです。

皮膚科では清潔な状態でニキビを処置してくれるので、そういったリスクを減らすことができます。下手に潰して悪化させることなく、再発の心配もいちいちしたくない。そんな方は皮膚科で確実に処置してもらうようにしましょう!

種類によっては専門医が潰してくれる

皮膚科医の先生

ニキビは進行段階によっていくつかの種類(呼ばれ方)があることをご存知ですか?
肌の毛穴にたまる皮脂を栄養とするアクネ菌の繁殖によってできるニキビは、以下の4つの呼び方があります。ニキビの進行段階の順番でご紹介しましょう!

白ニキビ

初期のニキビの状態。肌の表面にうすく、ポツッと白い影が見えているものをコメドと呼びます。毛穴に皮脂がたまっているサインで、痛みやかゆみなどはありません。

黒ニキビ

毛穴に詰まった皮脂(コメド)が酸化すると、黒くなります。この状態が黒ニキビ。白ニキビと同様、ニキビの進行段階のなかでは初期に含まれます。

赤ニキビ ※潰すのはNG

白ニキビ、黒ニキビが進行し、赤く炎症を起こしたものを赤ニキビと呼びます。この段階に入ると、自分で潰すのは極力避けるようにしてください。ニキビの悪化や皮膚の硬化、跡が残るなど肌トラブルを避けるためにも、皮膚科への受診をおすすめします。

黄ニキビ ※潰すのはNG

赤ニキビがさらに進行し、膿がたまってしまっている状態を黄ニキビと呼びます。かゆみや痛みを感じたり、見た目が気になってしまったりして、ついつい潰してしまいたくなります。ですが、こちらも皮膚科を受診した方がよいでしょう。

もしも潰してしまったときの対処法は?

万が一、ニキビを潰してしまった後は、適切なケアで肌トラブルを最小限に抑えることができます。

スキンケアをする女性

適切なスキンケアを

洗顔時には適切なケアを行うようにしましょう。
洗顔料は人肌程度のぬるま湯(36度前後)でよく泡立てて使い、患部をやさしく洗います。その後、人肌程度のぬるま湯できれいに洗い流し、清潔なタオルで水気をやさしく拭います。

洗顔後は、普段使っている化粧水や保湿液などで患部を保湿してください。
肌がしっとりとした状態だと傷の治りも早くなります。ただし、化粧品が「しみる!」と感じる場合は、使用を控えた方がよいでしょう。消毒と同じく、皮膚に刺激を与えると治癒が遅れる原因となってしまいます。

最後に、皮膚科で大人ニキビ用に処方されている外用薬(抗生物質の外用薬)がある場合には、綿棒などで塗ってください。最近では、市販でもニキビ用のケア用品が多く売られています。

処置をしても悪化するときは、皮膚科で相談しましょう。誤って潰してしまった大人ニキビには、初期対応が肝心ですので、早めのケアを心がけてくださいね。

潰す癖がある人は改善を

もしもニキビを潰す癖がある場合は、ニキビケアだけではなく、根本的な改善にもとりかかりましょう。ニキビを潰す理由の多くに、ストレスの解消が挙げられます。日常的なストレスは、なるべく別の方法で解消するようにしてみてください。間違ったやり方でニキビを潰してしまい、悪化や再発を繰り返してしまうと、かえってストレスがたまることにもなります。
ストレス解消を理由に潰している人は、一度、これを機会に改善を検討してみてください。

正しいケアで肌トラブルを回避しよう

基本的にはなるべく皮膚科に受診するのをおすすめしますが、時間がない、手間が惜しいなどの理由で自分で潰す人もいるかと思います。そういう場合はとにかく清潔を心がけてください。潰してしまった後も、ニキビを悪化させないようにケアを忘れずに。無用な肌トラブルは回避して、日々を快適に過ごしていきましょう。

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私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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