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大人ニキビができた時には、メイクはしてはダメ?

気が付いたら、ポツポツと大人ニキビができてしまいました。目立つのでファンデーションやコンシーラーで隠したいのですが、ニキビに悪そうでメイクをしていいのかわかりません。大人ニキビができた時、メイクは控えた方がいいのでしょうか?またニキビ肌のメイクのポイントなどありましたら、教えてください。

専門家からの回答
ポイントを抑えれば、ニキビ肌にメイクをしても大丈夫です。
3行でまとめると?
  • ニキビ肌のメイクは厚塗りに注意
  • メイク前にはしっかり保湿をしましょう
  • 色を使って、目立たない工夫も

大人ニキビができている時って化粧してもいいの?

目立つ大人ニキビ、このままじゃ人に会いたくない…。
大人ニキビがあるだけで、人と話す時にもなんだか気になって、気分が沈んでしまいますよね。

できる限り隠したいけれど、大人ニキビの上から化粧をしても大丈夫なのでしょうか?ニキビの上に化粧品をつけるのって、なんだか肌に悪そうで躊躇してしまいますよね。悪化しても嫌だし…。

大人ニキビができている時って、化粧で隠そうとしてもいいのでしょうか?皮膚科医の梅田先生に、ニキビ肌に化粧をする際の注意点について伺いました!

大人ニキビにメイクはNGでは…ない?!

ニキビができている時は、化粧すると余計に毛穴が詰まりそうで控えた方がいい、と考える方がいるかと思います。今の販売されている化粧品は、かなり製品や成分がよくなってきていますので、よほどの厚塗りをしない限りはメイクをしても問題ありません。ニキビを隠そうとして厚塗りをしたり、ニキビを何度も触るのは不清潔なため注意しましょう。

大人ニキビの悪化などが心配な方は、大人ニキビ肌専用のもの(ノンコメドジェニック)を選んでもいいでしょう。また大人ニキビのある人の多くは、ニキビ跡にも悩んでいるかと思います。ニキビ跡はシミになりやすいため紫外線予防が大切です。ファンデーションなどのメイクをすることで、紫外線予防につながり、むしろ全くメイクをしないで外出するよりはおすすめです。

ニキビ肌のメイクは化粧品選びがポイント

大人ニキビの上からメイクをする時は、まずはきちんとスキンケアを使い、保湿を心がけましょう。乾燥しているとさらにニキビを悪化させる場合がありますし、その後のメイクのノリにも関わってきます。

膿がうまく皮膚表面に出てこないままで、炎症がより強くなると、ニキビが熱をもち、硬くしこりのように、触れると痛みを伴うようになります。これは、毛穴の壁が炎症で壊れてしまい、毛穴の周りまで炎症が広がった「ニキビ(嚢腫様ざ瘡<じんじょうせいざそう>)です。ここまで成長してしまうと外用だけでは治りづらく、この後にニキビ跡になってしまうことが多くなってしまいます。

メイクで大人ニキビと上手く付き合う方法

化粧の時に使うスポンジやパフ、ブラシは清潔なものを使うようにしましょう。お肌に直接触るものなので、汚れていると雑菌が繁殖して大人ニキビを悪化させることがあります。

また、ニキビが赤くなって気になる時はコンシーラーで隠してもかまいません。コンシーラーはファンデーションよりワントーン暗めのものを使うのがおすすめです。

赤みに対してはカラーコントロールもおすすめです。グリーン系の化粧下地やカラーパウダーを追加すると、赤と互いの色をうち消し合って自然な肌色に近づきます。他にもニキビに目がいかないように、目元や唇を強調したメイクにするという方法もあります。大人ニキビがある時は注意点を抑えて上手にメイクをしてみてください。

大人ニキビができている時の化粧のポイント

梅田先生の解説によると、大人ニキビができていても化粧をして大丈夫とのことでした。これからは安心して化粧ができそうですね。

ただし、健康的な肌の時よりも注意すべき点がいくつかあります。大人ニキビを悪化させないための、化粧のポイントを確認しましょう。

大人ニキビを悪化させないためには化粧落としが肝心

ニキビができている時に化粧をしても問題ありませんが、もちろん1日の終わりにはきれいに落とさなければなりません。

化粧を落とさずに寝てしまうと、翌朝肌がボロボロになっていた!なんていう経験がある人もいるかもしれません。肌に残ったままの化粧品は、肌にとってはただの汚れ。汗や皮脂と混じり合って雑菌の温床になってしまうそうです!

ニキビがない時でも、化粧を落とさずに寝たらニキビができやすくなりますよね。ニキビができている時はなおさら、疲れていても家に帰ったらなるべく早めに化粧を落としてしまいましょう。

正しい化粧落としの方法とは?

大人ニキビに悩んでいるなら、化粧落としの方法にも注意が必要です。
大人ニキビは思春期ニキビと違い、乾燥が原因となっています。乾燥した肌は固くなり、毛穴が詰まりやすくなってしまう上に、うるおいを与えようと皮脂が過剰に分泌されてしまうのです。

大人ニキビにとって乾燥は大敵なので、化粧落としや洗顔の際にも、うるおいを落としすぎないことが大切です。また、ニキビに刺激を与えないよう、こすらず落とすように心がけましょう。

クレンジング料が少なすぎると肌との摩擦が起こってしまうので、十分な量を手に取り、優しくなでるように落としましょう。洗顔も同じです。たっぷりのキメ細かい泡で、優しく包み込むように洗いましょう。

洗う順番は
Tゾーン→頬→目元・口元
と、皮膚が薄くデリケートな箇所は最後に洗うことで、クレンジング料や洗顔料からの刺激を受ける時間をなるべく少なくすることができます。

クレンジング料の選び方

クレンジング料には色々な種類がありますが、洗浄力が強い順に
オイルタイプ
リキッドタイプ
ジェルタイプ
クリームタイプ
ミルクタイプ
となっています。強すぎる洗浄力は肌のうるおいまで奪ってしまうので、通常の化粧ならリキッドタイプ~クリームタイプで十分なようです。

化粧をきれいに落とした後はしっかり保湿をして、大人ニキビができている肌を乾燥から守りましょう。

大人ニキビがある時にも安心な化粧品とは

ニキビができている時に化粧をしても大丈夫と言われても、できる限り肌に優しいものを使いたいですよね。そんな時は、ニキビ肌用に作られているファンデーションを使うと安心です。

またニキビのある肌には、密着性が強すぎるリキッドタイプよりも、比較的軽いパウダータイプの方が肌への負担も少ないようです。休日ならさらに軽い、仕上げ用のパウダーやUVカット効果のあるパウダーだけで過ごすのもいいかもしれませんね。

化粧道具を清潔に保つためには

大人ニキビができている時は、肌に触れる化粧道具を清潔に保つことも欠かせないとのことでした。毎日使っている化粧道具、どのように洗ったらいいのでしょうか?

一番肌によく触れるファンデーション用のパフやブラシには、実は雑菌がいっぱい。皮脂やホコリに化粧品の成分が混じり合って、とても清潔とは言えません。そんなパフやブラシで毎日肌を触っているなんて恐ろしいですね!

化粧道具の洗い方

このパフやブラシを清潔に保つためには、できれば毎回洗うのが理想的だそうです。とは言っても、毎日なんてなかなか面倒ですよね。パフなら両面を1回ずつ使ったり、洗い替えをいくつか常備しておくと手軽です。

化粧した肌を専用のクレンジング料で洗うのと同じように、化粧道具の汚れも普通の石鹸だけでは落ちません。専用のパフクリーナーを使うと一番簡単に落とせるので、ひとつ持っておきましょう。

大人ニキビをうまく隠すための化粧方法とは

大人ニキビを隠すために、コンシーラーを使っても大丈夫とのことでした。ただし、厚塗りのしすぎは肌に負担を与えてしまいます。ニキビ肌専用に作られたコンシーラーもあるので、試してみてはいかがでしょうか。

コンシーラーの使い方とは

コンシーラーは、下地の後に使います。パウダーファンデーションの場合はファンデーションの前、リキッドファンデーション場合はファンデーションの後に使いましょう。

厚く塗るとかえってニキビが目立ってしまうので、薄く少しずつ広げるように塗りましょう。ファンデーションを上から塗る際は、パフなどでこするとヨレてしまうので、上から軽く押さえるように塗るのがポイントです。

赤いニキビやニキビ跡を隠すためには、赤の反対色であるグリーン系のコントロールカラーを使うことで、赤みを抑えることができます。赤みが抑えられるとニキビの印象が薄まるので、試してみてください。

ニキビから視線をそらすには、目元や口元を化粧で強調する他に、メガネをかけるという方法もあります。ニキビがあると自信がなくなってしまいがちですが、化粧で隠せるならできるだけ隠してしまいましょう!

もちろん、大人ニキビを治すためのケアも欠かせません。栄養に気をつけたり、睡眠をたっぷりとって、早く大人ニキビにさよならできるといいですね!

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私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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