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ニキビができた時には、しっかり洗顔した方がいいの?

時々、おでこやアゴにニキビができることがあります。普段は乾燥肌なので、保湿の高い洗顔フォームを使用しているのですが、ニキビができるということはもっと皮脂を落とすタイプの方がいいのでしょうか?また洗顔回数や洗顔のコツなど、ニキビができる肌の洗顔方法について教えてください。

専門家からの回答
皮脂が悪とは限りません。ニキビ時の洗いすぎは逆効果です。
3行でまとめると?
  • ニキビは皮脂の過剰だけが原因ではない
  • 皮脂は敵ではない!
  • 正しい洗顔方法で美しい肌を目指しましょう

ニキビ=皮脂の過剰?!

診察をしているとよく「ニキビができたのは洗顔が足りないからですか?」「ニキビをよくするために洗顔をもっとした方がいいですか?」という質問を受けます。皮脂の過剰や顔の汚れが、イコールニキビに繋がると考えている方がいますが、それは間違いです。

皮脂の過剰もニキビの原因の一つですが、生活習慣などいろいろなことが積み重なってニキビの原因を作り出しているのです。もちろん洗顔は重要で、正しい洗顔方法で行うことが大切です。1日に何度も洗顔やクレンジングをしたり、あわない洗顔料を使ったりすると、ニキビをさらに悪化させてしまうこともあるので注意しましょう。

皮脂の取りすぎはお肌には逆効果。皮脂は敵ではなかった!

ニキビは毛穴の出口の角質が厚くなり、毛穴が詰まったところに皮脂がたまり、アクネ菌が繁殖してできています。毛穴の出口がふさがっているので、洗顔しても詰まった皮脂を取り除くことはできません。

「取れない毛穴の詰まり」を取ろうとして洗顔をしすぎると必要な皮脂まで奪われます。皮脂は肌の水分の蒸発を防ぐ役割があるので、肌が水分を保持できず、乾燥してしまいます。皮脂はこれ以上に乾燥させまいと分泌が亢進するので、さらに毛穴が詰まるという悪循環に陥ります。

また皮脂は、皮膚の常在菌の栄養素でもあります。常在菌によって皮脂が分解されると、皮膚は弱酸性となります。肌のpHが弱酸性に傾くことで、病原菌の増殖を防いでくれますので、皮脂は肌を守る大切な存在なのです。
※常在菌とは、身体にいる病気を起こさない微生物(細菌)のことを指します。

正しい洗顔方法で美肌を目指そう!

正しい洗顔方法で美肌を目指そう!

まず手を洗って清潔にしたあと、人肌に近い温度のぬるま湯(36度前後)で顔をぬらし、よく泡立てた泡で洗いましょう。泡は手のひらにのせて、裏返しても落ちない弾力性だと理想的です。

泡立てが少ないと洗顔料の濃度が高く、摩擦も起きやすいので肌にダメージを与えてしまいます。Tゾーン(おでこ、鼻)→ Uゾーン(頬、顎まわり)→ 目元の順番で、クルクルと円を描くようになで洗いしてください。最後に同じくぬるま湯で泡を洗い流します。生え際やアゴなど洗い流しがないように気をつけてください。最後に清潔なタオルで軽く押さえるように拭きましょう。

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私がお答えしました

皮膚科医 梅田さやか
肌クリニック 表参道皮膚科院長。過去に自身が肌に悩んだ経験を活かし、女性が美しくあるお手伝いをいたします。

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